子どもが不登校になる原因は?親はどんな対応をするべき?
我が子が突然不登校になってしまうと、どうしたらいいかわからないという方も多いのではないでしょうか?でも、焦りは禁物です。
まずは、不登校の原因が何か考えてみましょう。
そして、子どもの状況を確認した上で、きちんと対応することが大切です。そこで、不登校に関する原因や親がとるべき対応などをまとめてみました。
子どもが不登校になる原因
子どもが不登校になる原因は、いくつか考えられます。
家庭環境
子どもと親の関係が上手くいっていないと、子どもの心は不安定になり、やる気がなくなってしまうことがあります。その結果、学校に行くモチベーションが下がり、不登校に繋がることも。また親同士の仲が悪かったり、生活環境が変化したりすることも、不登校の原因になることがあります。
学校での人間関係
いじめはもちろんですが、クラスになじめないことから、不登校になる場合もあるでしょう。クラス替えや転校など環境が大きく変わると、仲良しの友達と離れ、新しい友達がなかなかつくれないと悩むことがあるかもしれません。
また、先生と合わず衝突することが多くなって不登校に繋がることもあります。
将来への不安や「なんとなく」
進路を含め将来のことを考えると、不安になってしまう子どもも少なくないでしょう。そして、明確な原因はないけれど、何となく学校に行けなくなったというケースもあります。
こういった場合は子どもがストレスを感じていることが多いので、早めに対応する必要があるでしょう。
不登校の子どもへの対応
子どもは不登校になり、勉強が遅れてしまう焦りや将来への不安などネガティブな気持ちを抱えています。子どもを無理に学校に行かせようとするのでなく、温かく見守ってあげましょう。
親が今の子どもをそのまま受けとめてあげることで、子どもは安心します。心が安定すると、子どもは徐々に前向きな気持ちになってくるでしょう。
学校や公的施設のサポートも必須
不登校の問題は、家庭だけで解決しようとするのでなく、学校や公的施設のサポートも欠かせません。
学校では、担任の先生やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどが相談にのってくれます。人間関係について相談するほか、不登校中の勉強方法についても相談してみてください。
また、相談にのってくれるのは学校だけではありません。教育相談センターや子ども家庭センターなどの公的施設でも話を聴いてくれます。公的施設にどのようなものがあるか、地域のHPで探してみましょう。
子どもの進路はどうする?
子どもの進路については、例えば高校に進学するだけでなく、通信制高校に進学するという方法もあります。通信制高校は毎日学校に行く必要がないので、人間関係でストレスを感じることも少なくなるかもしれません。
大切なのは、子どもが自分自身で最適な進路を見つけることです。親は、子どもが良い選択をできるようにサポートをしてあげましょう。
不登校期間は子どもが自分と向き合う時期
不登校期間は、子どもが自分自身の悩みと向き合って、ベストな進路を自ら考えるチャンスと前向きに捉えましょう。不登校の問題を親が焦って解決しようとするのでなく、子どもに寄り添ってあげてください。