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子どもの「アスペルガー症候群」とは?話し方の4つの特徴を解説

子どもの「アスペルガー症候群」とは?話し方の4つの特徴を解説

子どもの成長は、ささいなことでも気になってしまうものですよね。話し方や身ぶりがどこか独特なものであると、違和感や不安を感じることもあるかもしれません。ここでは、アスペルガー症候群の子どもの話し方の特徴について、わかりやすく解説していきます。

アスペルガー症候群は先天的な脳機能障害

アスペルガー症候群は、先天的な脳機能障害だと言われています。現在は発達障害のひとつとして、「自閉スペクトラム症」に診断名が統一されるようになりました。脳機能障害にさまざまな要因が絡み合うものであり、親の育児や教育環境が原因ではないとされています。

高機能自閉症とのちがいとは?

アスペルガー症候群とよく似た特徴をもつ高機能自閉症とはどうちがうのでしょうか。両者のちがいは、以下のような自閉症の特徴の現れ方にあります。

1.言語発達に遅れや偏りがある
2.活動や興味範囲が狭く偏りがある
3.対人関係に困難が生じる

高機能自閉症は、3つの特徴すべてを伴います。一方、アスペルガー症候群は「2」「3」は該当しますが、「1」の言語発達の遅れはありません。共通点としては、知的発達の遅れがないことがあげられるでしょう。

また、高機能自閉症は成長とともに言語能力が身につき、アスペルガー症候群と同じ特徴を示す場合もあります。そのため、近年は両者を区別しない考え方が主流となっていることも覚えておきましょう。

アスペルガー症候群の話し方以外の特徴

アスペルガー症候群には、話し方以外にも以下のような特徴が現れます。

・行動がマイペース
・人と目を合わせるのが苦手
・決まった手順や道順にこだわる
・興味のある分野は知識が豊富

「アスペルガー症候群かも?」と感じたときには、これらの特徴もあわせて総合的に判断していきましょう。

アスペルガー症候群の話し方4つの特徴

毎日子どもと過ごしていると、言葉の発達や話し方が気になるものですよね。ここからは、アスペルガー症候群の子どもの話し方の特徴を確認していきましょう。

1.大人びた話し方をする

子どものアスペルガー症候群の特徴のひとつが、年齢に合わない大人びた話し方です。「ちなみに」「おそらくは」といった言葉を使用したり、親しい間柄でも「ですます調」で話したりすることがあるでしょう。

2.会話のキャッチボールができない

アスペルガー症候群の子どもは、自分のことを一方的に話す傾向があります。相手の表情の変化に気付かず、失礼な言葉を投げかけることもあるでしょう。そのため、「会話のキャッチボールができない」と思われる可能性があります。

3.難しい言葉や英語表現にこだわる

あえて難しい言葉、英語表現などにこだわるのも、アスペルガー症候群の話し方の特徴です。言葉の理解力が高いと思われがちですが、子どものうちは本当の意味を捉え切れていないケースも考えられます。

4.同じ内容を繰り返す

アスペルガー症候群には、「反響言語」と呼ばれる言葉をオウム返しにする特徴があります。自分の興味のある分野には熱心になるため、同じ内容を何度も繰り返すこともあるでしょう。

アスペルガー症候群?と思ったときの相談先

「アスペルガー症候群かも?」と不安になっても、決めつけてはいけません。アスペルガー症候群の診断は、専門医が行います。まずは、地域の発達障害者支援センターや、子育て支援センターに相談しましょう。小学校の先生や担当保育士に相談し、支援先を紹介してもらうのもおすすめです。

特性を理解し子どもに合った環境を整えよう

アスペルガー症候群は、先天的な脳の機能異常で発現します。症状は話し方や日常行動に現れますが、正確に判断するには専門医の診断が必要です。子どもに合った環境を整えるためにも、不安を感じたときは、まずは医師などの専門家に相談することから始めましょう。

監修者:林泉
経歴:
東京大学医学部保健学科卒業
東京大学大学院医学系研究科修士課程修了
ソウル大学看護学部精神看護学博士課程修了、看護学博士号取得

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Hanakoママ編集部

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