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新しい離乳食の形。BLW(Baby-Led Weaning)とは?

新しい離乳食の形。BLW(Baby-Led Weaning)とは?

海外で注目されている離乳食を取り入れる方法「BLW(Baby-Led Weaning)」。耳にしたことはありますか? この記事では、BLWと従来の離乳食との違いや、そのやり方をご紹介します。

赤ちゃん主導の離乳食。BLW(Baby-Led Weaning)とは?

BLW(Baby-Led Weaning:ベイビーレッドウィーニング)は、直訳すると「赤ちゃんに離乳させる」という意味になります。その名の通り、BLWは赤ちゃん自身に離乳食のタイミングを決めてもらい、自主的に離乳食を食べてもらう方法なんです。始める時期もそうですし(最低、自力で座れるようになってからですが)、食べる量や順番なども赤ちゃん任せ。

従来の離乳食に対する考え方とは少し違うので、それでいいの? と心配になるママもいるかもしれませんが、海外では一般的に取り入れられつつあります。

BLWを取り入れるメリットとは?

BLWは、赤ちゃん主導で行われ、赤ちゃんが食べ物に集中して取り組むことができる離乳食の方法です。赤ちゃん自身が食べるのか食べないのか、何を食べるのかを決めることができ、自尊心を育てることができます。また、食材の味や色、感触などを知り、指や手のトレーニングにもなるんですよ。

そして、ママにとってもメリットが。BLWは、果物やパン、チーズ、調理した野菜、米など、赤ちゃんがつかんで食べやすい固形の食べ物を取り入れます。裏ごしする必要がないので、用意が簡単です。また、ママが赤ちゃんに食べさせる必要がないので、一緒に食卓を囲みながら楽しく食事を進めることができます。

BLWのやり方

BLWは、赤ちゃんが自力で、もしくはクッションなどの支えを使って座れるようになってから開始します。最初はテーブルの上に直接食べ物を置きます。慣れてきたらプレートの上に3〜5種類の食材をのせて試しましょう。食べ物を用意したら、ママは見守りに徹してください。そうすることで、赤ちゃん自身が食べ物に興味を示し、自主的に食事を始めるようになります。

最初は食べないことが多いので、バナナやスティック状にした野菜を用意し、慣れてきたら品数を増やしていく方法がおすすめです。

手づかみで、しかも大人の助けなしに食べるので、テーブルや床の上を汚すかもしれません。プレートの下にはマット、床には敷物を敷いておくと掃除が楽になりますよ。

BLWで気をつけたいこと

1. 母乳や粉ミルクもあげる

1歳〜1歳半くらいまでは、母乳や粉ミルクで栄養補給するようにしてください。食べ物だけで量や栄養が取れるようになれば、母乳や粉ミルクはやめてもいいですし、赤ちゃん自身がミルクを欲しがらなくなります。

2. 無理させない

BLWは自主性を重んじる方法。赤ちゃんが食べたくなさそうなときには無理をさせず、そこで食事を終わらせましょう。無理やり口に入れないようにしてください。機嫌が悪いときや眠たいときは、食べ物に集中できないことがあるので、事前にミルクを与えておくのもいいでしょう。

3. 赤ちゃんから目を離さない

従来の離乳食でも同じですが、食事中の赤ちゃんのそばを離れたり、目を離さないようにしましょう。

4. 食事内容はバランスがいいものを用意する

塩分や糖分、添加物が多い食材、ナマ物などはBLWの食事に向きません。赤ちゃん主導だからこそ、素材のよさや栄養素にこだわった食材を使ってください。

5. アレルギーや窒息に気をつける

日本BLW協会によると、アレルギー反応が見られる可能性がある卵や牛乳、小麦粉も、少量の場合や加工する形でなら、取り入れていいとしています。しかし、食物不耐性、アレルギーまたは消化器疾患の家族歴がある場合、または赤ちゃんの健康や発達に関する不安がある場合には、小児科医に相談の上で始めることが勧めているので、心配な場合は、それらの食材を省いたり、専門家に相談したりした上でBLWを始めましょう。

また、窒息については、従来の離乳食と危険性が変わらないという研究結果が出ているそうです。もちろん、窒息の危険がないということではないので、食べ物の大きさを調整したり、赤ちゃんから目を離さないようにしたりして注意してください。

BLWで赤ちゃんと楽しく食事しよう!

BLWは、従来の離乳食の取り入れ方とまったく違いますが、赤ちゃんの自主性や自己肯定感アップにつながります。取り入れてみたい方は、専門家監修のサイトや本の情報を参考にしたり、かかりつけの小児科医に相談しながら始めてみましょう。赤ちゃんが自主的に食事をしてくれれば、従来の離乳食よりも親の負担が減るので、離乳食期間や食事の時間がもっと楽しいものになりますよ。

【参照サイト】

一般社団法人 日本BLW協会

一般社団法人母子栄養協会

きく

きくライター

美、食、住に貪欲な、20代から40代の女性向けメディアで活動中の執筆屋。34歳でASD(自閉スペクトラム症)の診断を受け、自分の過去や特性を研究しながら、発達障害やその疑いに悩む人に向けた記事を執筆します。

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