なぜ子どもは好き嫌いするの?偏食との違いや親のNG行動を解説
栄養管理を考えて料理しているにもかかわらず子どもがまったく口をつけてくれない…こんな悩みを抱える親も多いのではないでしょうか。子どもの栄養面を考えると心配になりますよね。
そこで今回は、食べ物の好き嫌いが起こる理由や子どもへの親のNG対応について解説します。
好き嫌いと偏食の違いを知ってる?
好き嫌いは食べ物を選り好みしている状態を指します。しかし調理方法を変えたり説得したりするとすんなり食べてくれる子も多いようです。
一方、偏食はある特定の食べ物しか食べず偏った食生活を送る状態を指します。偏食の場合は、程度によって栄養不足に陥ることもあるので子どもの成長に影響が出る可能性もあるでしょう。
なぜ子どもの好き嫌いが起こるの?
子どもが食べ物の好き嫌いをする理由は、大きく分けて2つのことが考えられます。
大人の2倍以上味覚が鋭いから
食べ物の好き嫌いが起こる理由のひとつに、子どもの味覚が敏感なことがあります。子どもの味覚の敏感さは大人の2倍以上ともいわれており、苦味や酸味に強く反応してしまうのです。
過去のトラウマが原因になっている
子どものなかには、過去のトラウマが原因になっていることもあります。例えば、「ある食材を食べたあとに気分が悪くなって食べられなくなった」などが考えられるでしょう。
好き嫌いに対する親のNG対応
食事中に好き嫌いしたとき、間違った対応をする親も少なくありません。そこで、子どもの好き嫌いに対する親のNG対応を紹介します。
子どもの好きな物ばかり与える
時間をかけて料理をしても全然食べてくれないことを理由に、子どもに好きな物ばかり与えていませんか?子どもが食べるからと好きな物ばかり与えてしまうと栄養が偏ってしまいます。
また、ファーストフードやラーメン、甘いお菓子など塩分や油分が多い食べ物を与え過ぎるのもNGです。これらは子どもが好んで食べますが、健康面に悪い栄養を及ぼす可能性があります。子どもの健康を考えるなら与え過ぎは控えましょう。
嫌いな食べ物を無理やり食べさせる
好き嫌いをする子供に対して、食べ物を無理やり食べさせるのはNG行動です。子どもは嫌いなものを無理やり食べさせられると感じて、食事の時間が苦痛に感じてしまいます。
場合によっては、その食材がさらに嫌いになる可能性もあるのです。また、この出来事がトラウマになり成長しても食べられず食生活に影響が出る可能性もあります。食事の時間は楽しくすぐせる工夫が必要なのかもしれませんね。
好き嫌いは成長の一環!見守ってあげよう
子どもの食べ物の好き嫌いは、成長の一環です。ただ、好きな物だけを与えたり無理やり食べさせたりすると、さらに子どもの好き嫌いが加速する可能性もあります。
なぜ子どもが好き嫌いをして食べないのかを探りつつ、食事の環境を見直してみるのがよいでしょう。