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お兄ちゃんが弟に嫉妬!どう対応したら良い?

お兄ちゃんが弟に嫉妬!どう対応したら良い?

皆さんこんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。

今回は、セミナーでもよく話題に上がる「きょうだいの喧嘩は何故起こるのか?」についてお話したいと思います。私も3人のきょうだいですが、幼いときは本当によく喧嘩をし、なぜ喧嘩をしたのか内容は覚えていません。

しかし、母親から「お兄ちゃんでしょ!」「我慢しなさい!」と言われた事は覚えています。子どもの背景を理解することで捉える気持ちが少し変わってきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

上に立つ人の気持ちを理解し、同じ目線で考えてみる

私達社会でも同じことは起きています。例えば、私達はいつまでも新人でいられるでしょうか? 年度が変われば、新しい社員も入ってきます。そうなると、今まで新人だからで許されていたことが許されなくなり、上に立つことの責任が大きくなります。

しかし、上に立つものは我慢をしなくてはならないという経験を社会に出るまで習得しているからこそ「我慢」はできます。しかし子どもはどうでしょうか? 新しい家族がいきなり増えたことへの戸惑い・そして不安や喪失感など様々な感情が入り乱れます。心理学の先生から「人は喪失感を埋めるのに最低でも3ヶ月はかかる」と教えてもらったことがあります。

しかし、新生児の3ヶ月というのは、3時間に1度の授乳や夜泣き、そして母親自体のホルモンのバランスが崩れ精神的にもいっぱいの状態。「第一子をケアしてあげたい」という気持ちがあっても、それどころではありませんよね。ですから、出産した後に夫婦間や周りにいる大人で誰がどこの役割を担うかを話しておくと良いかもしれません。

第二子が生まれる前にすべきこと

第二子を授かったことがわかった段階でしなくてはならないのは、第一子へのケアを同時に開始することです。お腹の中に新しい「命」を授かっていることや、大きく膨らんでいくお腹を一緒に触らせながら成長をともに喜びへと変えたり、小さな人形を用意してそれを赤ちゃんに見立てて第一子と一緒にお世話の仕方を学ばせても良いかもしれません。

第一子が幼児であれば、「お母さん、赤ちゃんを生むのは大変なことだけど頑張るね!」と、出産することへの大変さを教えてもいいですし、「生まれたら嬉しいね」「一緒にお世話しようね」など、声をかけて「自覚」と「刷り込み」をすることで、新しい家族を迎えられる環境が少し整います。

そして、生まれた後は、新生児の役割は、基本的にお母さん以外の人にお願いをして(授乳以外は)、なるべく第一子によりそえるような時間を作ってください。3ヶ月も経てば、母親と過ごすことで喪失感は埋まり、欲求も収まり反対に「母親を助けたい!」という思いが強くなるはずです。

「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから~」の言葉がもたらすさらなる被害

第二子が生まれたその日にすぐ、「お兄さん・お姉さん」になれるでしょうか?また、第一子だから色々なことを「我慢」しなくてはならないのは大人の勝手な考え方です。忙しい時に、第一子が言うことを聞いてくれないと、「お兄ちゃんでしょ!」と言ってしまう・言いたくなる気持ちはよくわかります。

しかし、その一言が子どもとの溝を深めてしまいます。そうではなく「新しい家族を迎え入れるにはどうしたら良いのか?」を考えて、どのような言葉がけが子どもに適しているのか? 子どもへの対応の仕方などをどうしていけばいいか? を大人が考えていくことが大切になってきます。新生児が誕生すると、ちょっとしたことでもわがままを言って大人のことを試したりなどの行動も多くなります。

また、パーソナルスペースが非常に狭くなり(心に余裕が無いため)、自分のスペースに入ってくると、その相手に対してイライラしてしまうことが多くなりますので、子どもの場所を守る・確保するということも優先的に考えていけるといいですね。また、お手伝いに関してですが、大人が失敗を想定して子どもに頼み、手伝ってくれたという事実のみを認め、誉めて自己肯定感を高められるようにしてきましょう。

今回は、きょうだい間のトラブルについてお話させていただきました。

トラブルを防ぐには、先ずは心の欲求を満たしてあげることです。新生児は必ずしもママだけが対応しなくてはならない、ということはありません。むしろ、ママ以外の人が関わり、その間に第一子へのケアをしたり、自身のケアをすることを優先に考えていけると良いかもしれませんね。

河西 景翔

河西 景翔子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

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