兄弟喧嘩でイライラしないための対処法とは?NGな対応も解説!
兄弟喧嘩が始まるとイライラし、つい怒鳴りたくもなるでしょう。しかし、それではその時はおさまっても、またすぐに始まってしまいます。
一度、しっかりと兄弟喧嘩に向き合うと、その後の兄弟喧嘩に変化があるかもしれません。 今回は、兄弟喧嘩の対処法とNGな対応について紹介します。
兄弟喧嘩の正しい対処法とは
兄弟喧嘩が始まるとつい「うるさい!」と言いたくなってしまいがちですが、それでは解決になりません。ここからは、兄弟喧嘩の正しい対処法をみていきましょう。
距離を離す
兄弟喧嘩が始まるとお互いに感情的になっているため、自分達でもわけがわからなくなっていることもあります。そこで、一時的にふたりの距離を離すようにしましょう。お互いの顔や姿が見えないように別の部屋に連れて行き、一旦気持ちを落ち着かせるのです。
怒りで気持ちがたかぶったり、泣いて大声を出していたりしても、時間が経てば落ち着いてきます。そこから解決に向けて話をするようにしましょう。
ひとりずつ話を聴く
喧嘩しているふたりを並べて話を聞いても、お互いに主張するばかりで話が進みません。距離を離したままで、ひとりずつ話を聴くようにしましょう。 ママが間に入り気持ちを代弁しながら、嫌だったことやどうすれば良かったか、今後はどうすればいいのかなどをふたりに話します。
年齢が大きければ、答えを考えさせるのもいいでしょう。ママはあくまでも中立の立場。どちらも責めないこと、双方に共感することが大事なポイントです。
最低限のルールを決める
兄弟喧嘩にも、ルールを決めるようにしましょう。「感情的になる兄弟喧嘩にルールなんて無理」と思われるでしょうが、ルールがあると理解していればどこかで心にブレーキがかかるため、怪我などの最悪な事態も防げます。
一番簡単なルールは、叩いたり、蹴ったりなど、相手を攻撃したらそこで終わりというものです。相手に暴力をふるったほうが悪く負けというルールで、それをした方を厳しく叱ります。
他にも「ものを投げない」「『死ね』などの言葉を使わない」など、年齢に合ったルールを決めるといいでしょう。
兄弟喧嘩のNGな対応とは
兄弟喧嘩が始まると「またか」と思い、早く終わらせようとやってしまうことがあります。実はその対応はNGかもしれません。
どちらが悪いか決めつける
お互いの言い分をしっかりと聞かずに「それはあなたが悪い」と勝手に決めつけないことです。子どもによっては、うまく言葉では説明できないことも考えられます。また、兄弟喧嘩はどちらが悪いと決めるものではなく、喧嘩の原因からどう仲直りするかが大切なのです。
一方的に叱りつける
兄弟喧嘩では力の差からつい上の子を叱ってしまいがちですが、それは絶対にNGです。「先に生まれたからなんでも我慢しないといけないのか」「ママは自分の話を聞いてくれないのか」とどんどん不満がたまっていき、親子や兄弟関係がギクシャクし始めるかもしれません。
「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」は、「さすが」という言葉をプラスして褒め言葉として使いましょう。
無理やり謝らせる
喧嘩両成敗とはいいますが、「お互いに謝って終わり!」では悪くないと思っている子どもにとって何の解決にもなりません。また「謝ればいい」と理解し、何かしても形だけの謝罪をするようになってしまいます。
「何が悪かったのか」「どうして喧嘩になったのか」など原因を知り、自分で納得しなければ謝る意味がないのです。 周りや雰囲気から謝るのではなく、自分で納得し、心から謝ることが大切といえるでしょう。
兄弟喧嘩は中立の立場で見守ろう
兄弟喧嘩が始まると早く止めなければと思いますが、軽い喧嘩であればそのままにするのもありです。仲裁をする場合は必ずお互いの話を聴き、中立の立場を守ること。兄弟喧嘩を通して学ぶこともありますので、親はあまり過剰に反応せず、成長の機会だと思い見守りましょう。