子供に必要なワクチンってなに?コロナワクチンについても解説!
赤ちゃんが誕生すると、いろいろなワクチン接種が必要です。ここでは、ワクチンについて解説します。
3歳までに打つべきワクチンが多い
ワクチンには、さまざまなものがあります。定期接種は公費で受けられることもありますが、任意接種は自己負担で受けることになるため注意が必要です。いずれのワクチンも、受ける際には母子手帳を持参するようにしましょう。
定期接種と任意接種がある
ワクチンには、2つの種類があります。一つは、定期接種と呼ばれるもので、自治体が主体となって実施される点が特徴です。こちらは、一部が自己負担になる場合もありますが、多くが公費にて行われます。
結核予防のためのBCGや、麻疹や風疹予防のための麻しん風しん混合ワクチン、日本脳炎を予防するための日本脳炎ワクチンなどが該当ワクチンです。
また、任意接種は、自身で費用を用意して受けるものです。名前のとおり、強制ではないものの、赤ちゃんの安全を守るために受けることを検討できるでしょう。こちらは、インフルエンザワクチンや、おたふくかぜワクチンなどが該当します。
ワクチンの種類とスケジュール(7歳児まで)
年齢によって、受けられるワクチンに違いがあります。ワクチンによっては、期間を開けて複数回受けなければならないものもありますので、スケジュールを考えながら進めることが必要です。
また、体調によって受けられない場合もありますので、注意しながら進めましょう。任意接種については、よく考えてから判断してください。
0歳児
0歳から受けられるのは、ヒブワクチン、ロタウイルスワクチン、B型肝炎ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、BCGなどといった種類のワクチンです。
1歳児
1歳で受けられるワクチンは、麻しん風しん混合ワクチン、おたふくかぜワクチン、水痘ワクチンなどです。麻しん風しん混合ワクチンは、1歳と、小学校に入学する前の年に受けます。
2歳児
2歳児になると、髄膜炎菌ワクチンなども可能になります。
3歳児
3歳児になったら、日本脳炎ワクチンの接種が可能です。計3回、満9~10歳で追加接種1回となっており、日本脳炎にかかるリスクを低減させることができます。
4歳児~
4歳児以降は、インフルエンザワクチンの接種ができます。任意接種となるため、市区町村の助成制度を確認しながら、前もってスケジュールを立てた上で受けましょう。そのほか、A型肝炎やHPVといった任意接種ワクチンが利用できます。
コロナワクチンの現状は?
コロナワクチンは海外はもちろんのこと、国内でも少しずつ接種できる対象者が増えています。16歳以上といった年齢制限がありますが、今後は全ての国民を対象に受けられる体制も期待されるでしょう。
必要なワクチンは接種して子どもを守ろう
ワクチンには、公費で受けられることがある定期接種と、自費で受ける任意接種があります。また、1回のみの接種と、期間をあけながら数回受けるものがありますので、スケジュール管理をしておきましょう。
ワクチンを受けることで防げる病気が多いのも事実なので、定期接種だけでなく任意接種も、費用やタイミングなどを検討するようにしてください。
監修者:林泉
経歴:
東京大学医学部保健学科卒業
東京大学大学院医学系研究科修士課程修了
ソウル大学看護学部精神看護学博士課程修了、看護学博士号取得