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ケイトと考えよう! しつけと体罰はどう違う? 虐待を防ぐために私達大人ができること

ケイトと考えよう! しつけと体罰はどう違う? 虐待を防ぐために私達大人ができること

こんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。GWは色々な制限がかかり、遠方へ行くことが出来ず、近場か室内で過ごすことが多くなりそうですね。さて、今回は「しつけと体罰」についてのテーマです。コロナ禍で室内で過ごすことが非常に多くなると思いますが、このせいか虐待ケースが非常に増えているそうです。虐待をしてしまった保護者のほとんどが「しつけのつもりだった……」と答えることが多いのですが、この2つはどのように違うのか? そして防ぐためにはどうしたらいいのかについてお話したいと思います。

子どもの人権、考えていますか?

皆さんは「人権」という言葉を知っていますか? 大人同士でトラブルを起こし、怪我を負わせてしまったり、暴言を吐いて相手を傷つけたり……これは、人権の侵害に値します。この権利は、私達大人だけのものでしょうか? 違いますよね。子どもも大人に、叩かれたり傷つくような言葉を投げかけられたら、同じように人権侵害となります。子どもは、全てにおいて「人権」をもち、健やかに成長・発達し自立する権利が保証されているのです。保護者と言われる子どもを育てる大人は、子どもが心身ともに健やかな育成をすることが一義的な責任なのです。だからといって、全てにおいて支配下に置くことは間違いです。一般的に言う「しつけ」とは、漢字で「躾」と書き「身体を美しくみせる」という意味をもちます。身体を美しく見せるとは「子どもの人格や才能を伸ばし、自立した社会生活を送れるように」ということなのです。そのためには、子どもに対して無理強いをするのでなく「どうしたら良いのか?」を子ども自身に考えさせ、大人は言葉や見本を示すなどして本人が「理解・納得」させるような方法で伝えていくことが大切なんですよね。

なぜ、体罰がいけないのか?

皆さんは、こんなことしていませんか?

・何度も注意したけれど、言うことを聞かないので身体を叩いた。

・いたずらをしたので長時間反省させるために、同じ姿勢をさせ、ご飯を食べさせなかった。

・子どもがうるさいので、クローゼットに押し込めた。

これらは全て、大人の主観で行動しています。すなわち体罰に繋がります。

子どもに体罰を与えてしまうとどのような影響が出るでしょうか? 私は、「虐待」研修などによく行くのですが、その研修で先生がよく話しているのは「虐待は、お互いに負しか生まない。歪んだ親子愛を創り出し、子どもは大人の体罰によって脳が傷つき抑制する力が弱くなる。それによって、キレやすい子になる傾向がある」ということです。脳だけではなく、子どもの発達や成長にも大きな支障をきたします。

体罰を防ぐために私達大人が気をつけるポイント

では、体罰を防ぐために私達はどうしたら良いでしょうか? 一番は「我慢」、これに尽きると思います。私達は長い間生きてきた経験値があり、その中で「我慢」という技を取得してきました。しかし、子どもはどうでしょうか? 経験値は大人よりも高くないのです。「温かく見守ること」と、子どもの成長や発達段階を学び、理解することも大切です。子どもに対して否定的な感情が生じてしまうときも時にはあるかもしれません。そんな時は感情的にならず、一旦大きく息を吸ってから「子どものどんな言動が原因だったのか? 自分自身の体調の悪さや、余裕がない気持ちからなのか?」などを自分自身を振り返って分析してみることも大切です。

今回は「しつけと体罰」について書かせていただきました。「子どもが言うことを聞かない! どうしたらいいですか」と相談を受けますが、子どもが「言うことを聞かない」の背景には色々な原因があったりもします。例えば、体調が悪く、どう表現したら良いのかわからないや、大人に言われた言葉を理解できていないなど。子どものせいにしてしまうのではなく、私達大人が「なぜそうなったのか?」を考えるようにしていくと少しずつ答えが見えてくると思います。時代は「チームで育児する」です。辛い・苦しい・助けてほしい……。そんな時は、すぐにご連絡ください。一緒に解決方法を考えていきましょう!

河西 景翔

河西 景翔子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

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