子育てママのお悩み解決メディア
子どもの転落事故急増! GWは室内の環境を見直してみよう!

子どもの転落事故急増! GWは室内の環境を見直してみよう!

こんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。GWはコロナの関係で「おうち時間」を過ごしているご家庭も多いのではないでしょうか? 天気がいい日が続き、空気の入れ替えなどで窓やベランダ側のドアを開けることも増えていると思いますが、その事により子どもの転落事故が増えているようです。今回は、「子どもの転落事故」を防ぐために私達が気をつけなくてはいけないポイントについて、「ソフト(心理面)」と「ハード(環境面)」からお話させていただきたいと思います。

子どもの発達を理解する

事故の多い年齢を表で見てみると、2歳がとても多く、そして男児の割合が多いです。何故2歳なのか? で考えていくと、2歳の発達段階は「ひとり歩きが安定し、階段を登るなど脚力の発達が著しく成長していきます。成長するということは、その分足を使うことに興味を持ち始めます。子どもの成長は、日々凄いスピードで発達しています。例えば、つかまり立ちだった子が、数日経つと歩けるようになっていたり、手が届かないと思っていた場所に置いていたものに、手が届くようになっていたりなど。

部屋の窓の高さには手が届かないと思って窓を明けていたとします。しかし、子どもは「どうやって窓の外を1人で観ることができるか?」を考えています。窓の近くに本棚やソファーなどがありませんか? 足をかければ窓に手が届くと閃けば、子どもはそれを行動に移してみたいと思うのです。「挑戦したい!」という気持ちは大切ですよね。ですが、それが事故に繋がってしまうのでは元も子もありません。「子どもは生まれながらに大人の行動を追視し、自分で行動できるようになった時に挑戦する」「子どもの成長は早い」と頭に入れておくと、子どもが生まれた段階で、室内環境の見直しをしておくことが大切になってきます。ちなみに保育園の室内は、子どもへの危険性を考慮して窓やベランダのある壁側に棚やテーブル・椅子を置かないことが徹底されています。

事故につながる状況を把握する

では、実際に事故につながるのは、どのような状況でしょうか?

・子どもの足が届く高さに足がかけられる形状の手すりがあり、子どもがよじ登って転落。

・手すりの側にエアコンの室外機や草木を育てているプランターはありませんか? それが足がかりになり子どもがよじ登って転倒。

・手すりの下部や格子間(手すりと手すりの間)に大きな隙間は無いでしょうか? 子どもは大人と比べて身体が柔らかく、そこからすり抜けて転落。

・窓やベランダの側に棚などを置くと、それが原因で窓から転落。

・子どもをベランダで遊ばせていた際、大人が目を話した空きに転落。

・ベランダの外を走るバスや自動車、動物などを観るため、ベランダや窓をよじ登って転落。

・家族をなどを見送る際にベランダ・窓をよじ登って転落。

・大人がゴミ出しや買い物など少しの間子どもを一人きりにさせていたところ、窓やベランダに出てしまい転落。

このように、転落する要因はたくさんあげられます。しかし、この事故は全てにおいて大人が事前に防げるものだと思いませんか?

子どもを転落の事故から守るために……

冒頭にお話したのは、子どもの発達を捉えるという心理面の心構えでしたが、環境面で子どもを事故から防ぐためにできることはどのようなことでしょうか?

・ベランダを遊び場にしない、ベランダの手摺の近くに、プランターや椅子やテーブルなどの足がかりなどを置かないようにし、ベランダの周辺環境の見直しをする。

・ベランダや窓側の鍵を、子どもが開けられないように補助錠をつける。

・ベランダの柵と室外機の間を60vm以上開け、手すりの高さは、120cm以上のデザインのものを選ぶ。

・物事を理解できる年齢の子どもには、転落した際にどのような事故や怪我に繋がるかや危険性についてわかりやすく説明していく。

・室内外の環境を定期的に見直していく。

今回は、転落事故についてお話させていただきました。室内だから絶対に安心・安全だとは限りません。転落事故を防ぐために必要なのは「ソフト(心理面)」と「ハード(環境面)」をしっかり考えることです。この2つを考えることで、子どもの事故や怪我を防ぐことが出来ます。また、夫婦間だけではなく、おじいちゃん・おばあちゃん、子どもをとりまく環境にいる方々へこういった危険性があることをお話していくと、より子どもを危険から守る「目」が多くなり、事故を防ぐことにも繋がります。

子どもの命を守るのは、側にいる私達大人の責任でもあります。今回の記事を参考にしていただき、ぜひ怪我や事故のない楽しいGWを過ごしてくださいね。

河西 景翔

河西 景翔子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

河西 景翔さんの記事一覧 →