コロナ対策で仮病や言い訳をしないで自主休校するには?
新型コロナウイルス感染症の流行が長く続いている中、学校が再開されましたが、高齢者や、基礎疾患のある家族と同居している場合、子供を学校に通わせることに不安を持ちますよね。
今回は、新型コロナウイルス感染症対策として、子供を自主休校させている家庭の割合や理由、国が出しているガイドラインなどを解説します。
コロナ対策で自主休校する時のガイドラインがある
新型コロナウイルス感染症対策として、子供に学校を自主休校させる場合の文部科学省が出しているガイドラインがあります。
コロナ対策で自主休校する場合の学校の対応
ガイドラインでは、学校側の対応として次のように記されています。
- 学校側は、保護者が欠席させたい理由についてよく聴取する
- 感染対策や学校運営の方針について十分説明をして、理解を得るよう努める必要がある
学校が行っている感染症対策などを説明してもらい、子供を学校に通わせることに対してどんな不安があるかなどを、学校側と相談してみましょう。
学校と相談し出席停止などにできる場合もある
ガイドラインでは、子供を自主休校させる場合、合理的な理由があれば、欠席ではなく出席停止等の措置をとることも可能と、次のように記されています。
- 生活している地域で感染経路不明の感染者が急激に増えている
- 同居家族に高齢者や基礎疾患のある者がいる
などの合理的な理由があり、他に手段がないと学校側が判断する場合は、欠席ではなく、出席停止、忌引き等の日数として記録することも可能
子供の出席日数が気になる場合も学校側とよく相談することをおすすめします。
実際に自主休校している家庭は約3%
日本トレンドリサーチが行った、新型コロナウイルス感染症対策として子供を自主休校させることについてのアンケートの結果を紹介します。
コロナ禍で子供を登校させることについての結果
自分の子供を登校させることに対して抵抗はありますか?というアンケートの結果は次のとおりでした。
抵抗はあるが、登校させている…64%
登校させることに抵抗はない…33.2%
抵抗があるので登校させていない…2.8%
また、子供を自主休校させることに対して「賛同できる」と答えたのは約6割で、過半数を超えました。
自主休校している家庭の割合と理由
NHKが行ったアンケートでは、休校させている理由は子供自身や同居の家族に基礎疾患や持病があると答えた方が4割と最も多く、子供自身が休むことを決めたと答えた方は2割近くでした。
また、休みたくても休めない、学習が置いて行かれてしまうなどの意見もありました。
子供を自主休校させる時は子供の気持ちを大切に
コロナの感染対策はとても大切ですが、子供には「学校が楽しいから休みたくない」「学校を休むとリズムが崩れてしまう」などと子供の想いがあります。「休むよね?」と親が決めつけるのではなく、子供の気持ちを確認し、それでも休ませたい場合は子供が納得できるよう、学校を休む理由や事情を話すことが大切です。