子供が仮病や言い訳で部活を休む原因とは?親ができる対処法も紹介
子供が仮病を使ったり言い訳をしたりしてどうやら部活を休んでいるようだと気が付いたら、親としては驚いてしまいますよね。ズル休みをしたからといって休みたがる理由や原因を考えずに叱ってしまうと、子供との信頼関係が壊れる原因になってしまいます。
子供が仮病や言い訳を使って部活を休んでしまう原因と対処法をご紹介しますので、子供が部活を休んでしまった場合には参考にしてみてくださいね。
子供が仮病や言い訳で部活を休む原因
子供が仮病や言い訳をしてでも部活を休みたがる原因としては、主に「人間関係の疲れ」と「活躍できない」の2つが考えられます。
部活内での人間関係に疲れたから
子供が部活を休みたい、辞めたいと考える大きな理由の1つに、部活内での人間関係が考えられます。厳しい顧問や先輩とそりが合わなかったり、最初は仲が良かった友人と部活内で力を競う内に対立関係になってしまったりと、部活では人間関係がこじれやすいのです。
活躍できないと感じているから
一生懸命練習したのにレギュラーに選ばれなかったりコンクールで入賞できなかったりと、思うように活躍できないことも子供のモチベーションを下げる原因です。とくに競争心が高く部活に熱心に取り組んでいた子供ほど、活躍できなかった場合に落胆が大きく、部活に行きたくなくなってしまう傾向にあります。
仮病で部活を休んだ子供への対処法
子供が部活を休みたがるのには、必ず原因があります。原因を知ろうとせず、頭ごなしに「部活に行きなさい!」と叱ると、子供の信頼を損ねてしまいます。そのため、仮病や言い訳したことをいきなり責めるのはNGです。
また、部活は必ず続けなければいけないものではありません。そのため、子供が本気で嫌がって辞めたがっているのであれば、本人の意思を尊重してあげるべきでしょう。
しかし、中には親の対応次第で子供が再び自信を取り戻して解決できる場合もあります。解決を試みる前に部活を辞めてしまっては、これまでせっかく一生懸命取り組んできたのにもったいないですよね。子供が仮病や言い訳で部活を休む場合の正しい対処法を見てみましょう。
まずは子供を受け入れる
子供が部活を休んだ際、仮病や言い訳だと気が付いても、まずは子供の言い分を信じて受け入れてあげましょう。
いったん受け入れてあげることで、子供は安心して部活を休んだ本当の理由を話しやすくなります。
仮病で部活を休んだ理由を考える
子供が落ち着いたら、休んだ理由を聞いてみましょう。ただし、理由をなかなか話したがらない子供も多くいます。
理由を話さない場合は無理して聞き出そうとせず、普段の様子を見たり学校の話題を聞いたりして考えてみてください。
部活に行けた日を褒める
心理学には、望ましい行動に対して喜ばしい刺激を与えることで望ましい行動の頻度が増える「正の強化」という現象があります。
つまり、部活に行けた日を褒めてあげることで、子供も「頑張ってみよう」「私ならできる」と自信を持つことができるのです。
子供が仮病や言い訳で部活を休んだら話を聞いて
子供が仮病や言い訳を使って部活を休むのには、きちんと理由や原因があります。そのため、子供が部活をズル休みしたからといって、頭ごなしに叱るのはNGです。
まずは子供の仮病や言い訳も受け入れて、落ち着かせてから話を聞きましょう。その上で部活を休みたがる理由を考え、適切な対処を取るようにしましょう。