睡眠不足が風邪の原因に?子供を守る風邪予防法を知ろう
自分の子供が、毎日必要な睡眠時間を確保できているかご存じですか?睡眠は身体や心の成長だけでなく、健康な身体を保つためにも必要とされています。睡眠時間が不足することは、風邪などの体調不良にも繋がり、深刻な問題です。この記事では、睡眠と風邪の関係や子供の風邪予防についてお伝えします。
子供に必要な睡眠時間は?
まずは、子供の年齢別に必要な睡眠時間をお伝えします。子供がどれくらいの睡眠時間を確保できているかを知ることが、体調管理につながります。
幼児期は11~13時間
3歳から5歳ごろまでの子供は、一日に11~13時間程度の睡眠時間が必要とされています。幼児期は、お昼寝をしなくなる子供も増えてくる頃です。お昼寝をしないようであれば、夜は早めに寝かせるようにして、しっかりと睡眠時間を確保しましょう。
学童期は10~11時間
6歳から12歳頃の学童期になると、必要な睡眠時間は幼児期に比べて少し短くなります。一日に10~11時間程度の睡眠を心がけましょう。朝6時に起きるのであれば、8時には布団に入っておく必要があります。
しかし小学生頃になると、寝る時間が遅くなってしまう子も多いようです。睡眠時間を意識して、早く寝る習慣をつけるようにしましょう。
睡眠不足が原因で風邪をひくことも?
睡眠不足は成長に影響を及ぼすだけでなく、風邪の原因になることもあります。
睡眠不足は免疫低下につながる
睡眠時間が少なくなることで、身体の疲れが取れにくくなります。疲れがたまることは、免疫を低下させてしまうことにつながり、風邪をひきやすい状態といえます。これは、子供だけに限らず大人も同じです。
しっかりと睡眠時間を確保して、身体を休めてあげましょう。
子供の風邪予防方法は?
風邪などで体調を崩さないためには、どんな予防法があるのでしょうか?
規則正しい生活で強い身体に
まずは、生活習慣を見直してみましょう。睡眠時間は足りているか、食事は3食しっかり食べているか、栄養バランスはどうか。規則正しい生活が病気に負けない身体を作ります。
手洗いうがいの徹底
外から帰ったら手洗いうがいを徹底させましょう。習慣にさせることが、感染リスクを下げることにつながります。
部屋の乾燥を防ぐ
乾燥した部屋はウイルスが好む環境です。乾燥していると感染リスクが高まるため、乾燥する季節は加湿器などを上手に使って加湿しましょう。
生活習慣を見直し、強い身体を目指そう
睡眠不足は体調を崩す原因の一つといえます。特に幼児などの小さな子供は、少しの気温の変化などにも影響を受けやすいため、体調を崩してしまうことも多いです。
普段から規則正しい生活を心がけ、病気に負けない強い身体づくりをしていきましょう。
監修者:林泉
経歴:
東京大学医学部保健学科卒業
東京大学大学院医学系研究科修士課程修了
ソウル大学看護学部精神看護学博士課程修了、看護学博士号取得