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教えて! ケイト先生! 「子どもにしてほしくないこと」を教えるにはどう教えたら良い?

教えて! ケイト先生! 「子どもにしてほしくないこと」を教えるにはどう教えたら良い?

皆さんこんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。今回は、先日ライブ配信でお答えできなかったお悩みをテーマにお話していきたいと思います。1回目は、1歳児のお子さんをもつご家庭のお悩みから…….。

「子どもが玩具でパパやママの顔を叩きます。どうしたら辞めさせることができますか」

されて嫌なことは早めに伝えていく

ずばり言いますが、自分がされて嫌なことは、された時点でしてはいけないことを伝えていきましょう。

よく聞くのは「まだ小さくてわからないから、そのままでも良いのでは……」という思いで容認してしまうという話。しかし、小さいから何をしてもOKではありません。

子どもは、小さな頃から親だけでなくいろいろな人と関わる社会で過ごしています。例えば、保育園などがいい例ですね。大人は子どものしたことに許せるかもしれませんが、クラスの子どもに同じようなことをしたらどうなるでしょうか?  当たり前ですが、泣いたりトラブルの原因になると思います。

また、されてしまった子どもは怪我をしてしまうかもしれませんし、きちんと「してはいけないこと」を伝えていたらトラブルを起こさなくて済んだかもしれません。こうした背景から、早めのうちにしっかり伝えていくことが大切なのです。

どのように伝えればいい?

小さな子を前に、「しては行けない行為をどのように伝えたら良いのか」と悩む人は多いかもしれません。かわいい我が子を叱るとき、泣くのがわかっているからこそ勇気がいりますよね。しかし、ここで叱り方を間違ってしまうと、子どもに全く響かなくなってしまうので、少しコツをお教えしたいと思います。

子どもは、本当に怒られているのか、本気ではないのかがわかるセンサーを持っています。私自身ももし、保育の現場で同じような場面に出くわしたらきちんと注意します。注意するときのポイントとして大切なのは「声のトーン」です。子どもは、その人が真剣に「何かを伝えたい」と感じ取るときは、「声」と「表情」を見ています。声のトーンをできるだけ下げ、そして真顔で「痛い! それは駄目」と伝えましょう。よく、声のトーンが高いままで「痛いから駄目!」と伝える姿を見たりしますが、高いままだと子どもは、「怒られているのではない、褒められている喜んでもらっている」と勘違いをしてしまいます。

いつもと違った声や表情に驚き、泣いてしまうこともあるかもしれませんが、「泣いても駄目なことは駄目!」と根気強く伝えていくことです。

子育てで大切にしているルールを周りにも伝えていく

最後に大切なのは、子どもの周囲にいる大人(祖父母など)にもそういった場面に居合わせた際は、同じように子どもへ伝えることを徹底してください。「あの人はいい」「この人はダメ」では子どもの混乱を招きます。もちろん子どもに感情の逃げ道を作ることも大切ですが、それは本当にしてはいけないことを学べた時で良いと思います。

そのような行為が起きなくなった時は、その姿を認め、きちんと褒めることです。「そうだね。これは叩くものではないね。偉いね」と伝えてギュッと抱きしめて上げてください。そこで子どもはして良いこと・悪いことを学び新たな成長を遂げます。

してはいけない行為を「子どもだから」「小さいから」で済ますのは辞めてください。家族だけではなく、子どもは小さな社会(保育園や友達同士のコミュニティー)でも過ごしています。その中でもきちんとルールはあります。冒頭にもお話しましたが、家族だからOK! にしてしまうのは大人の勝手な考えです。家族でOK! は、保育園などでもOK! となってしまい、トラブルの原因になることをお忘れなく。

今回は、「だめ!」の伝え方についてお話させていただきました。注意をするのは、する方もされる方も体力的・精神的にも辛いですよね。でも、それがいずれ社会で過ごすお子さんの為になりますので、ぜひ実践してみてくださいね。

河西 景翔

河西 景翔子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

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