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教えて! ケイト先生! 子どもに文字を教えたい! そんな時に効果的な3つの方法

教えて! ケイト先生! 子どもに文字を教えたい! そんな時に効果的な3つの方法

皆さんこんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。今回は、先日ライブ配信でお答えできなかったお悩みをテーマにお話していきたいと思います。3回目は、4歳児のお子さんをもつご家庭のお悩みから……。

「子どもに文字を教えたい!」「どうしたら文字に興味が持てますか?」

文字の基本は「描く」ことから

文字の基本は、乳児期から始まっています。まずは、しっかりとなぐり書きや線遊びをたくさんさせることが必要になってきます。そして、ここで大切なのは年齢によって使う教材が異なるということです。

文字を書くために必要なのは「筆圧」です。これも小さな頃からの積み重ねが大切で、0・1歳児の子どもがいきなりクーピーやシャーペンのような、持つ時に圧がかかるとすぐに折れてしまうような物を使ってお絵かきを楽しめるでしょうか?  意欲に反して折れて描けなくなってしまったことで、描くことに対して楽しむことができなくなってしまう可能性があります。

ここで誤ったものを用意してしまうと、子どもは遊びを継続させることが困難になり、その行為自体をしなくなってしまいます。すなわち文字を書くことに興味が持てなくなってしまうことに繋がるのです。ですから、子どもの成長発達にあったものを用意することが大切です。

0・1歳児には、太くて手のひら全体で使えるような大きさのクレヨンが良いでしょう。中でもおすすめは、蜜ろうクレヨンというロウを使用したクレヨンなどが最適で、白い紙に書くと色鮮やかに発色します。子どもは、自分が描いた紙を見て「かけた!」ということを認識します。この体験が次への体験の意欲に繋がっていきます。

また、クレヨンはただ塗るだけでなく、いろいろな遊び方も楽しめます。私がオススメなのは、色々な色を重ねて塗り、その上からツメなどで削ると、下に描いた色が表れる引っかき絵です。子どもは自分が塗った色を削ることで出てくる体験によりクレヨンに対して興味をもつことでしょう。

そして、クレヨンなどに慣れてきたら、今度は筆圧などを意識させていってもいいですね。「こすり絵」と呼ばれる技法で、白い紙の下に物を置いてクレヨンでこする技法などもやってみましょう。薄くこする・濃くこするその違いを一緒に言葉をかけながら「優しくね」「ぎゅっとね」など声をかけながら楽しむと、「優しく描く」「強く描く」という意味を取得し、自然と「筆圧」が身につきます。

筆圧が身についたら、クレヨンを細くしていくと、3歳児になる頃にはクーピーなどが使えるようになってきます。

「描く」に慣れたら「書く」へ

描くことに慣れてきたら基本は完成です。この基本が完成したら文字を書くという動作の基本へ移行していきます。いきなり文字を覚えさせるのではなく、白い紙に線(縦線・横線・丸・三角・四角などの形)などを描き、その線を子どもにクレヨンや鉛筆などでなぞらせましょう。と同時に、丸や三角などの物の形などをかいて中を塗りつぶすような遊びを沢山させましょう。

この遊びに慣れてきたら、子どもが興味を持った「文字」を「とめ・はね・書き順」などを大人が手を添えたり一緒になって書く練習をしていくといいかもしれません。

何よりも大切なのは、「文字」に興味をもたせること。子どもが文字に興味を持った段階で、こうした取り組みを行っていき、文字を「暗記」させるのではなく、書き順などをしっかりと意識させると、クセ字や鏡文字になることが少なくなると言われています。

子どもに興味を持たせるために

「子どもたちに文字を教えるにはどうしたら良いでしょうか?」とよく相談されます。そんな時にオススメなのが、手紙交換です。保育園でも、文字に興味をもたせる為に手紙交換を利用するのですが、郵便ポストを置きそこに手紙を入れると、届けたい人に届けることができるというのを教えていくと、はじめは「絵」だったものが返事に文字が書かれていることで少しずつ文字に興味を持ち始めます。

興味を持ち始めた段階で、その姿を見過ごさず子どもの側について先述したように50音表を基に「正しい書き順」を教えていきましょう。子どもが文字を習得することに大切なのは「継続」です。手紙交換をしていくうちに、絵がほとんどだったものから、絵と文字が半々になり、気づくと文字のほうが多くなっていくことでしょう。無理に文字を教えるのではなく、文字をどうして書くことが必要なのかに気づかせていくことが大切なんですよね。

今回は、文字についてお話させていいただきました。形を覚えさせるのではなく、書く過程やどうして書くことが必要なのかを伝えていくことが、必然的に文字を書くことに繋がります。是非、基本を大切にして子どもへ教えていけるといいですね。

河西 景翔

河西 景翔子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

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