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河西ケイト直伝! 子どもはなぜ遊び食べをする? その理由や対処法を教えます!

河西ケイト直伝! 子どもはなぜ遊び食べをする? その理由や対処法を教えます!

皆さんこんにちは、子育てアドバイザーの河西ケイトです。以前「子どもが遊び食べをして困る」「作ったものを遊ばれると気持ちが萎える」などの相談をいただきました。確かに時間をかけて作ったものを子どもに遊ばれてしまうと気持ちが落ち込んでしまいますよね。今回は、「遊び食べ」にテーマを置いてお話したいと思います。

遊び食べは「食べる」ことに興味を持つ第一歩

離乳食を始めて、しばらく経つと見られるのが「遊び食べ」です。

今までは大人が口に運んだものは何でも食べていたのに、急にそれも嫌がり、手で潰したり下に落としたり……などの行動が始まり「え、なんで? 私の料理が美味しくなかったのかな?」と悲観的に考えてしまう方も多いのではないでしょうか。

遊び食べは大人から見ると、大変行儀が悪い行動ですよね。遊び食べを始めたら、端から見るとふざけて遊んでいるようにしか思えず、「やめさなさい!」と必死になって声をかけ感情的になってしまったり、他人から「育て方が悪い」と思われるのでは? と疑心暗鬼になり、自己肯定感が下がったりするかもしれません。

しかし、専門家の私から見たら、遊び食べこそ子どもの成長の一歩だと感じています。というのも、今までは大人の思いのまま食べていた行動から、自らの意思で手や指や足など体全体を動かし、目の前に置かれたものに興味をもって確かめようとする行動が現れたのですから。私達大人だって、見たことも食べたこともないものが出された時、いきなり口に入れるでしょうか?  匂いを嗅いだり、指で触る行動をして安全を確かめてから口に入れますよね。子どももそれは同じです。ですから、遊んでいると考えるのではなく、探索していると考え方を変えられるようにすると良いのかもしれません。

遊び食べはいつ終わる?

この探索行動がいつまで続き、いつ終わるのかは子どもによって異なります。

私の保育士経験から言わせていただくと、始まる目安は、離乳食が1日3回になる生後8~10カ月頃です。食べさせてもらうだけだった子どもが、自らの手でご飯を食べられるようになる時期と、ほぼ同じで、遊び食べは2~3歳まで続き、4歳を過ぎるとほとんど見られなくなります。その理由としては、「食べることが自分の身体にどのような作用があるのか?」「食べ物を粗末にすることは良くないことだ」と理解できるようになるのが、4歳くらいからなのでは? と私は思います。

子どもが成長をすれば、「終わり」は必ず来ます。子どもの行動に理解が示せないことも多いと思いますが、「終わり」のときが来るまでしっかり付き合ってあげてください。

その遊び食べには原因がある?

子どもの成長により、遊び食べがあるとお話をしましたが、2歳〜3歳の遊び食べには0才児とは少し異なる見方をしても良いかもしれません。というのも、この年齢の子どもたちの遊び食べは、もしかすると原因はお腹のすき具合などにもよるのです。

例えば、お腹が空いていないのに食事を出されても子どもは「食欲」が低下しているので、食べる気持ちにはなりません。退屈な時間の解消に食べ物で遊んでしまったりもします。そんなときに私達がしなくてはならないのは、「食」に対しての見直しです。

例えば、「間食」と言われるお菓子などを食べ過ぎてしまうと、それだけで気持ちが満たされ本来の食事が食べられなくなってしまうので、この「間食」を調節し、様子を見て行くといいでしょう。

また、遊び食べをすることで大人が子どもにかまってくれるとインプットしてしまい、わざと繰り返す子どももいますので、慌てず冷静に対処し、時間が来たら速やかに食事を切り上げるということも大切かもしれませんね。

今回は、「遊び食べ」についてお話させていただきました。

0・1・2歳の時によく食べていた子も、幼児クラスになると途端に食欲が落ちて食べなくなるという現象も起き、心配する保護者の方も多いのですが、それに関しても子どもの成長の一環で食欲が落ちてしまうこともあるという話しを聞いたことがあります。

親としては食欲が落ちることに対して不安を感じるかもしれませんが、子どもが笑顔で顔色もよく元気ならそこまで心配をすることもないと思われます。食べないからと言って無理やり食べさせたり、怒ってしまうのが一番危険です。親も子も笑顔で過ごせる毎日を送れるようにしたいですね。

河西 景翔

河西 景翔子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

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