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水の事故が増えています! 子どもを水難事故から守るために気をつけたい3つのこと。

水の事故が増えています! 子どもを水難事故から守るために気をつけたい3つのこと。

夏も終盤を迎えますが、まだまだ暑い日が続きそうですね。さて、今年の夏も各地で水の事故が多くありました。水の事故は一瞬で子どもの「命」を奪っていきます。9月に入っても水辺で遊ぶことが多いと思いますので、どのように気をつけたら良いのかをテーマにお話したいと思います。

事前準備は大人の仕事

水辺に行く際の事前準備とは、どのようなことが挙げられるでしょうか?  子どもを連れて行く際に大切にしてほしい3つのことを以下に挙げさせていただきました。

1 天気

現地の天候はここ数日穏やかだったのか?  週間天気予報などを見て当日だけでなく、前後の天候を把握しておくことが大切です。というのも、天候によって水温が大きく変わるからです。

保育園などの施設では、子どもの身体に負担がないように、外気温と水温併せて「50度以上」を目安として水遊びをさせています。また、気温に関しては、「27度以上」を目安としており、ここでお話した「50度」でお話をすると、水温が「23度以上」が好ましいと言えます。

2 水の量や時間

「水の量」は、天候に付随することですが、現地の天候が不安定な天気が続いていた場合、川で例えれば、水かさがいつもよりも増え、また増えることで濁りもあるということがわかると思います。そういった場合、どこまでの水遊びを良しとするかを決めるのは、やはり大人の役目だと思われます。

そして、入水に関しても時間を設けることも大切で、子どもは水遊びが好きだからと言って、1時間も2時間も遊ばせていて良いでしょうか?  水は負荷があり、思った以上に体力を奪います。そういった事も踏まえて、最長でも「20分」を目安にし、適宜休息を取らせていくことも大切です。

3 そこに囲いがあるかどうか?

海や川で、子どもが遊べるように環境が整えられている場所には、囲いが用意されていますね。囲いをチェックし、お子さんを連れて行く場所は、安心・安全に水遊びができる場所なのかを大人が確認しておくことも大切です。もし、囲いがなく水遊びが危険だと感じた場合は、水遊びをさせないことです。

親心からしたら水遊びさせてあげたいと思うかもしれませんが、大人が少しでも「危険」と感じた場所で子どもを遊ばせるのは止めましょう。

子どもは目の前のことに夢中になる

子どもは、視覚的な発達段階からお話をすると、子どもは「チャイルドビジョン」と言って大人の視野は左右150度、上下120度あるのに対し、幼児の視野は左右90度、上下70度と、大人の6割程度しか見えていません。もし、川でサンダルなどが流され、目の前の事だけに気を取られていると、深さや川の状況がわからず、気づいたらそのまま流されてしまうというケースも多くあります。子どものこういった特性を知っておくことで、未然に事故や怪我を防ぐことができるのです。

身体にあったライフジャケットの着用

水辺で遊ぶ際に、大人も子どもも必ず身につけてほしいのは「ライフジャケット」です。このジャケットが有るなしでは、流されてしまった時に大きく変わります。浮き輪などで遊ぶ姿をよく見かけますが、浮き輪は「遊具」です。川や海の流れに耐えることができず、穴から身体をすり抜けてしまったら……と考えると命を助けてくれるものではないことがわかりますね。

ライフジャケットも子どもの身体の大きさにあったものではないと、波に飲まれた時に、浮き輪同様身体から抜けてしまうので、遊ぶ際には身体のサイズに合っているかをしっかり確認していくことも大切です。子どもがライフジャケットを嫌がる場合もあるかもしれませんが、「命を助ける大切なもの」としっかり教え込み、それがないと水遊びができない「約束事」だと大人がしっかり教えていきましょう!!

大人同士でしっかり話し合う

そしていちばん大切なのは、一緒に行く大人同士が水遊びの危険に対しての予測をし、しっかり話し合いを行うことです。

万が一流されたときはどうするか?  怪我をしたときの対処の仕方は?  など話し合いを事前にしておくことで、いざ事故が起きた時に冷静に対処することができます。また、小学生くらいになるとある程度自立しているし、危険なことも判断できるだろう……という過信により、目を離しても大丈夫かもしれないという思いがあるかもしれません。しかし、その「過信」が大きな事故を生みます。水辺は、環境によって常に変化し、大人でさえも検討がつかないことが多いのです。ですから、常に危険が伴うことを念頭に、気を抜かないように注意してください。

今回は、「水辺の事故」についてお話させていただきました。9月に入ってもBBQやキャンプなど、川や海に行くことがまだまだ多いと思います。大人以上に子どもはハイテンションになり、普段しないような行動を多くしがち……。その行動をしっかり守れるのは大人です。

ぜひ、ここに挙げたことを参考にしていただき、子どもを事故から守りながら楽しく水遊びをしてくださいね。

河西 景翔

河西 景翔子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

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