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指を人前でしゃぶる我が子が恥ずかしい……どうしたらやめるようになりますか?

指を人前でしゃぶる我が子が恥ずかしい……どうしたらやめるようになりますか?

皆さんこんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。今回は2歳の男の子のお母さんから「指しゃぶり」についてお悩みをいただき、答えさせていただきます。

「ケイト先生こんにちは。今、我が子の指しゃぶりに悩まされています。人前でも指しゃぶりをやめることができず、義母にも『恥ずかしいから止めさせなさい』と言われ、自分がプレッシャーになっています。どうしたら子どもがやめるようになりますか?」

子どもが指をしゃぶる背景を考える

皆さんは子どもがどうして「おしゃぶり」や「ゆびすい」をすると思いますか?

まず考えなくてはならないのはここですね。以前「口唇期」についてお話しましたが、もう一度おさらいを兼ねて簡単にお話させていただきます。

子どもは、口から発達をします。赤ちゃんが栄養を補うために何を飲みますか? 「ミルク」ですね。ミルクを飲む時は何処から飲みますか?  当たり前ですが、口から摂取します。

生きるためにミルクを口から摂取するということは、それに合わせて口も発達するということなのです。ミルクを飲みしばらくすると離乳食が始まります。今までミルクを吸うだけで栄養が取れていたのに、口を動かしたり、ミルクではない物を胃の中に入れて消化させたりしなくてはならないのです。

胃を動かすわけですから、身体にものすごい負担がかかります。その負担がストレスとなり、そのストレスを解消させるために「おしゃぶり」をするのです。

皆さんはストレスの解消方法が奪われたらどうしますか?

皆さんは、ストレスが溜まった時にどのように解消しているでしょうか?

読書? 買い物? 食事? ……色々な解消法があると思います。それを「だめ!」といって奪われてしまったらどうでしょうか。

子どもにとって「おしゃぶり」はストレスを解消する方法の一つだとお話させていただきました。それを「だめ!」の一言で奪ってしまう権利は私達にあるのでしょうか。 おしゃぶりや指吸に対して、私達大人は子どもの発達を理解して行くことが大切ではないでしょうか。

確かに、指吸やおしゃぶりが歯に影響があると昨今言われていますが、子どもに「歯並びが悪くなるからだめよ」と言って理解してもらえると思いますか?  私は難しいと思います。「だめ!」と言われても、無意識のときにしてしまう……。これは、気持ちのコントロールが難しい乳児には、当たり前のことです。

ちなみに、おしゃぶりや指吸は、3歳を迎えるくらいには自然となくなると言われています。私が2歳児クラスから3歳児クラスへ持ち上がりをしたときも、2歳クラスで指吸をしていた子が3歳児クラスになり、気持ちを切り替えたのか急にしなくなり、「なんで、やめたの?」と子どもに質問すると、「みんながしてないから、はずかしいからもうしない!」との答えが。この子は、周りの子どもの環境をしっかり見て、心の中で整理をつけたのでしょう。

「子どもの中の気持ちの切り替えは、大人がどうすることもできない自然と待つことが大切なんだなぁ……」と、子どもを通して学んだこともありました。

無理にやめさせることが、新たなストレスや癖を生む

指しゃぶりやおしゃぶりを無理に外したことで、返ってストレスになり「爪噛み」「髪の毛を抜く」が始まってしまったなんてことも聞いたことがあります。今までそこで発散していたものが急に奪われたのですから、違う行為で発散が始まるというのは仕方がないことだと思います。

大切なのは、子どもの心の成長を大人がじっくり待つということです。待てばいつかは終わりが来ます。「周りの子が止めたのにうちの子は止めない……」と他のお子さんと比べることは絶対にしないようにしてください。また、「義母からも注意される」とのことでしたが、子どもが今どのような発達段階にあるかをしっかりと訴えていくことが、まずは大切です。「人前で恥ずかしい」というのは、大人の基準でその基準に子どもを当てはめてはならないのです。今は、子どもにとって「おしゃぶり」や「ゆびすい」が大切なことをしっかりと伝え、理解をしてもらいましょう。それが、ママもお子さんも心身ともに健やかに成長をする事に繋がります。

今回は「おしゃぶり」についてお話させていただきました。

私も実は、3歳前後までおしゃぶりをしていたのですが、口を開けた瞬間に橋の上からおしゃぶりを落とし、そこから諦めておしゃぶりを卒業したと母から聞かされました。母も当時は「いつまで……」と思っていたようですが、あえてプレッシャーを掛けず見守っていたそうです。歯並びに関しても、歯が出たりなどもありません。ですから、まずはお子さんのペースで見守ることが大切だと思います!!

河西 景翔

河西 景翔子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

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