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子どもの夜泣きにどう向き合う? 今日からできる対処法

子どもの夜泣きにどう向き合う? 今日からできる対処法

子どもが寝付いたな……と思ったら、突然泣いて起きる「夜泣き」。授乳しても抱っこしても泣き止まない事があり、寝不足に悩む方多くいるのではないでしょうか。

夜泣きが多く起こりやすいのは、子どもの環境が多く変化した時。例えば保育園に入園した直後や新しいクラスへ進級した後など……、色々な要因があります。夜泣きが起きた時の対応の仕方や、乳児・幼児での夜泣きの原因の違いなどをお話していきたいと思います。

新生児の夜泣きはなぜ起こる?

乳児期の「夜泣き」は、主に生後1ヶ月~生後8ヶ月ごろです。

その原因は「おむつの汚れ」「暑さ」「空腹」「ミルクの飲みすぎ」などの原因が考えられます。1歳を超えた時に出る夜泣きは、「保育園入園で親と離れた時のことを思い出し、不安を感じて泣き出す」「洋服の着せ過ぎで暑くて泣く」などといったことが多いとのことです。

実際に、保育園でも夜泣きに似たような現象は多くあります。そういった場合は、「おむつを変える」「薄着にさせ、熱がこもらないようにする」「抱っこをする」「手を握る」「静かな環境へ子どもを連れていき、スキンシップを図る」ように対応しています。

大体の子は、こうした対応で収まることが多いのですが、それでも収まらない子に対しては、その子の行動を観察し、日中から子どもが安心感を得られるようにスキンシップをたくさん図ったり、身体を動かす機会を作るようにしています。

幼児と新生児の夜泣きの違いとは?

では、反対に幼児クラスの夜泣きの原因はどのようなことがあげられるでしょうか。

乳児クラス同様に環境の変化により夜泣きしてしまうこともありますが、私が現場で感じたのは、幼児クラスは、「自立」に向けて「運動会」「発表会」「就学前」など一人で様々な事にチャレンジしなくてはならないことが多くなります。

乳児クラスであれば、不安になった時には泣いて訴え、身近な大人に素直に「甘える」ことができていた子も、幼児クラスになると「甘えるのが恥ずかしい」となる子が多くなるのではないでしょうか。

以前、「安全基地」についてお話しましたが、子どもが不安を感じた時に、安全基地に戻り心の栄養を蓄えられるのと、蓄えられないのとでは、大きく変わります。

素直に甘えることができず、我慢をすると、どのようなことになるでしょうか。夜は、日中の我慢が解かれる唯一の時間です。解かれた瞬間に、日中の不安が夜泣きにつながるケースが多いような気がします。そういった時もやはり大切なのは、「スキンシップ」です。スキンシップを図ると子どもは安定し、「泣く」「不安」などの様子は見られなくなります。

「もう4歳なのに!」「5歳なのに!」と子どもを年齢で決めつけず、不安になりそうな兆候を見逃さず、スキンシップを図り、心の安定が図れるような時間を設けてあげると良いのかもしれません。

夜泣きが産後うつを引き起こすことも……

産後2週間の間に半分以上の女性が「充分な随眠が確保できない」と回答しているそうです。

以前も連載でお話しましたが、産後女性の20%は、産後うつに陥ると言われています。もちろんホルモンバランスの崩れなどが原因だと言われていますが、今回お話したように「夜泣きによる疲労やストレス」も原因ではないかと分析されているそうです。

保護者を支援する機関や体制は整ってきていますが、育児疲れで相談機関を調べたり、助けを求めたりする余力が残っていない人も多いです。また、コロナにより対面での相談や、同じ悩みの方が集まっての座談会、そしてセミナーなどが開催できなくなり、孤独・孤立に拍車をかけています。

育児は、母親だけがする時代ではありません。家族で協力をする。近年では、オンラインでの座談会なども支流になってきています。「悩みを打ち明けるのが恥ずかしい……」そのように感じる方もいるかも知れませんが、顔を出さなくても発言できるようなシステムもありますので、是非そういったものを利用して自分の悩みを貯め無いようにしてくださいね。

今回は、「夜泣き」についてお話しました。

子どもが夜泣き出すと、近隣の方の迷惑になってしまうかも……と気持ちが焦ってしまいますよね。自分の疲労と精神的な負担と、「なぜ泣き止んでくれないの?」と気持ちが落ち込んでしまうこともあるかもしれません。

でも、自分を責めるのは泣く、新生児の数カ月はこういったことが起こるということを知っておき、起きた時にどうするかを夫婦や家族間で話しをしておく。そして、近隣の方々には、普段からコミュニケーションを取る中で、新生児がいることを伝えていけると理解が深まるかもしれません。これが、子どもを地域で育てるに繋がります。子どもたちが子どもらしくのびのびと過ごせる環境を作っていきたいですね。

河西 景翔

河西 景翔子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

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