ミルクを卒業するのはいつ?離乳食へ切り替えるタイミングを紹介
成長とともに、赤ちゃんの食事は大人に近づいていくものです。その第一段階がミルクの卒業。しかし、初めて育児に臨むお母さんにとっては、いつミルクを卒業させればよいのか迷いますよね。
今回は赤ちゃんがいつごろミルクを卒業するのか、そのタイミングについて解説します。
ミルクはいつ卒業させるべきか
先輩ママによると、1歳前後から離乳食を開始するのに伴って、ミルクを卒業させている方が多いようです。もちろん、ミルクが卒業できる時期は、赤ちゃんによって個人差があり、なかには2歳ぐらいで卒業したという方もいます。
またミルク卒業のきっかけとしては、以下のような声があがっています。
- 離乳食を食べるようになった
- 粉ミルクを拒否するようになったから
- 保育園への入園
ミルクを卒業するための方法は?
もちろん、ある日いきなりミルクを卒業させてしまうのは避けるべきです。段階を経て、徐々に離乳食へ切り替える必要があります。ここでは、ミルクを卒業させる方法について解説するので、参考にしてください。
まずは寝る前のミルクをやめてみる
まずは寝る前、ミルクをあげるのをやめてみましょう。赤ちゃんによっては、寝る前のミルクが入眠儀式のひとつとなって習慣化している可能性があります。そのようなケースでは、ミルクを止めることで寝付きが悪くなってしまうかもしれません。根気強く寝かしつけてあげましょう。
回数を減らす
ミルクの回数を徐々に減らし、離乳食の回数を増やしていくことで卒業できます。離乳食をどの程度食べられるのか、よく観察したうえでミルクの回数を減らしていきましょう。
コップを使い始める
ミルクを卒業したら、コップから飲み物を飲まなければなりません。そのためミルク卒業までに、コップも使えるように特訓する必要があるでしょう。コップを使って水分補給ができれば、いよいよミルク卒業の日も近づいてきます。
ミルクの卒業が遅れるとどうなる?
ミルクを卒業するタイミングには、個人差があります。では、周りの子より遅くても問題ないのかといえば、決してそうではありません。ミルクの卒業が遅れることには、以下のようなリスクがあります。
虫歯のリスク
1歳半頃から、虫歯の発症率が上がるとされています。ミルクと離乳食、どちらもあげている期間は、さまざまなものを口にするため、虫歯になりやすいと考えられています。また就寝前のミルクも虫歯の原因となるので、注意してください。
家計の負担
粉ミルクは1缶2,000円ほどです。毎日飲むものであるため、これは家計にとって大きな出費となるでしょう。ミルクの卒業が遅れることで、この出費がかさみ、家計の負担となってしまう可能性があります。
フォローアップミルクに切り替えよう
離乳食で補いきれない栄養を補給できるのがフォローアップミルクです。ここでは、フォローアップミルクとは、具体的にどのようなものなのか、活用するメリットは何であるのか解説していきます。
フォローアップミルクって?
一般的に生後9ヶ月頃からは、フォローアップミルクに切り替えるべきとされています。離乳食へ切り替えても、初めからたくさん食べられるわけではありません。そこで足りない栄養をフォローアップミルクで補う必要があるのです。
フォローアップミルクを活用するメリットは?
牛乳が飲めるようになった子でも、フォローアップミルクを飲ませることにはメリットがあります。成長期の子どもは、さまざまな栄養をバランスよく摂取する必要があるでしょう。
フォローアップミルクをあげるメリットとしては、栄養価が高いことがあげられます。また料理にも活用できるので、幼児食などを作る際、使ってみてください。
タイミングを見計らって、ミルクを卒業させよう
ミルクはいつ頃卒業するのかについて、解説しました。繰り返しになりますが、卒業時期には個人差があります。無理矢理卒業させる必要はありませんが、適度なサポートは必要です。タイミングを見計らって、ミルクを卒業させてあげましょう。