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マイナス1歳から始めよう! 親子で取り組む虫歯予防

0・1・2 オイッチニー マイナス1歳から始めよう! 親子で取り組む虫歯予防

子どもの歯を守るために、まず始めるべきことはなんでしょう。毎日の歯磨き、フッ素の塗布など、いろいろありますが、「まずはパパ、ママの口腔環境を整えて」と話すのは、医療法人社団マハロ会理事長の上村英之先生です。

「赤ちゃんの口の中には、むし歯の原因となるミュータンス菌(むし歯菌)は存在しません。大人の唾液から子どもへ感染することはご存じの方も多いかもしれませんが、さらに覚えておきたいのは、1歳半〜2歳半くらいまでは、特に感染しやすい時期だということ。『感染の窓』とも呼ばれるこの時期にできるだけ予防をし、感染を少しでも遅らせることで、将来的にもむし歯になりにくい口内環境が整います。

箸の共有や口移しを避けても、完全に感染を防ぐのは難題です。そこで大切なのが、まずは大人の口からむし歯菌を減らすこと。基本的な歯磨きに加え、むし歯菌を善玉菌に変える働きが期待されるキシリトールや、ロイテリ菌と呼ばれる乳酸菌の摂取もおすすめです。これは、まだ子どもがお腹の中にいるうちから、親が最初にあげられるむし歯予防。家庭内でのケアと、歯科でのメンテナンス、どちらか一方ではむし歯は防げません。親子一緒に取り組んでみてくださいね」

「感染の窓」を、しっかりシャットダウン

口の中に住める細菌の量は決まっており、3歳頃までの間に善玉菌を増やすことで、むし歯菌が定着しづらい環境をつくることができます。家庭でも唾液を介するスキンシップや箸の共有は避ける、キシリトールタブレットの摂取、フッ素入りの歯磨きジェルの使用など、積極的に活用を。

前歯が生えたら、歯医者さんへ

むし歯菌は、歯に住みつきます。赤ちゃん時期から歯医者さんでメンテナンスを受けることで、通うことが当たり前になり恐怖心とも無縁に。3ヶ月に一度、フッ素塗布やクリーニングなどのメンテナンスを受けることで、のちのちのむし歯リスクを大きく軽減し、将来の健康寿命を延ばすことにもつながります。

口の中に歯ブラシを入れる習慣を!

乳児期はガーゼで拭う、シリコン素材のかみかみ歯ブラシを持たせるなど、まずは口の中にブラシを入れることへの抵抗をなくしておくことが大切です。むし歯菌が活発になる就寝前は、特にしっかり仕上げ磨きをしてあげて。

哺乳瓶を卒業したら、コップ飲み

ゆっくりミルクやジュースを飲む哺乳瓶は、糖分が口の中にとどまる時間が長く、むし歯リスクが高まります。卒乳後は、コップ飲みがおすすめです。食事やおやつも、時間を決めて。だらだら食いは、口内の酸性状態が続き、どんどん歯が溶け出す原因になります。

かかりつけ歯医者さんを見つけよう

定期的に親子で通う歯医者さんを探すとき、目安のひとつとなるのが厚生労働省が定めた「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」の認定です。将来的なむし歯や歯周病を防ぐため、予防メンテナンスを保険診療で受けられます。歯科衛生士の数が多いところは、予防歯科に力を入れている可能性も高いので、そちらも参考に。

【お話を聞いた人】

上村英之先生

医療法人社団マハロ会理事長。「レアレア歯科矯正歯科クリニック」など首都圏に5院を展開。予防歯科に重きを置き、メンテナンスの大切さを伝えることに尽力している。

イラスト○ホリベクミコ 編集・文○藤沢あかり

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