栄養たっぷりの豆腐は離乳食におすすめ! その理由と気をつけたいこと、調理方法、基本レシピとは?
豆腐は、離乳食初期の生後5〜6ヶ月から使える食材です。消化吸収も良い豆腐は、赤ちゃんの胃腸に優しいところもおすすめの理由です。今回は、離乳食スタート期の豆腐について、また基本のレシピをご紹介します。
離乳食に豆腐がおすすめな理由3つ
1.消化吸収が良い
食事を食べ慣れていない赤ちゃんの胃腸は、未発達で食べ物をうまく消化できません。豆腐は消化吸収が良いので、そんな離乳食初期の赤ちゃんの胃腸に優しい食材です。
2.ほかの食材と組み合わせやすい
淡白でくせのない豆腐は、ほかの食材と合わせやすいので離乳食におすすめです。
3.バランスの良い栄養
豆腐には、骨や筋肉を作るたんぱく質だけでなくカルシウム・マグネシウム・ビタミンE・鉄分・カリウム、ミネラルなどが豊富に含まれています。栄養価が高い豆腐の離乳食で、赤ちゃんの成長には欠かせない栄養素をバランス良く食べさせられます。
離乳食用の豆腐の選び方は?
離乳食用の豆腐は、初期であればやわらかな絹ごし豆腐がおすすめです。
初めて離乳食で豆腐をあげる時に気をつけることは?
豆腐は、大豆製品です。大豆アレルギーがあるかわからない場合、初めて食べさせる時はまずひと口だけ食べさせ、その後の様子に変化がないか観察しましょう。また、初めての食材を食べさせる時は万が一の場合に備え、小児科が開いている日を選びましょう。アレルギー反応は時間が経ってあとから出ることもあるため、夜より朝あげるほうが安心です。
そして、食べさせてみて特に変わった様子がなければ、量を少しずつ増やしていきましょう。
離乳食の豆腐の調理方法は?
裏ごしすると、なめらかに
離乳食の豆腐は基本的にすり潰して食べさせますが、裏ごしをしてなめらかな口当たりにしてあげると赤ちゃんも食べやすくなります。食感も変わるのでアレンジ方法のひとつとして覚えておくと役に立つでしょう。
加熱して殺菌処理を
また、離乳食に豆腐を使う場合は、加熱して殺菌処理を行いましょう。赤ちゃんはまだ抵抗力が弱いため、軽く熱を加えてからあげると安心です。
加熱するときは、やわらかさを残して
豆腐は火を加えすぎると固くなり、赤ちゃんには食べづらくなってしまいます。加熱調理をする際は、湯通しの場合は30〜60秒ほど茹でる、電子レンジの場合は20〜30秒ほど加熱してあげましょう。
【基本レシピ】離乳食の豆腐の作り方
材料
・絹ごし豆腐(10〜20g)
・お湯またはだし汁 適量
作り方
- 沸騰したお湯に豆腐を入れて約30秒から1分ほど茹でる。(電子レンジの場合は、耐熱容器に豆腐と水を入れ、
ふんわりラップをかけて電子レンジ(600w)で約20〜30秒加熱する) - すり鉢でなめらかなペースト状にになるまですりつぶす。(初めての際は、細かい網で裏ごしする)
- お湯またはだし汁を加え、固さを調節する。
離乳食の豆腐は、液体に近いポタージュの状態から食べさせ、慣れてきたらヨーグルトくらいのなめらかさに変えていきましょう。
保存する場合
離乳食の豆腐を保存する場合は冷蔵庫で保存しましょう。そして、当日中に食べきってください。食べる前に電子レンジまたは鍋などで温めると食べやすくなります。
離乳食に豆腐を取り入れよう
豆腐は、離乳食で取り入れやすく栄養価も高い食材です。豆腐をほかの食材ともうまく組み合わせ、赤ちゃんがおいしい! 楽しい! と感じられる離乳食を作っていきましょう。