中学の学校行事には何がある?多くの学校で開かれる行事を紹介!
小学校と同様に、中学でもいくつかの学校行事が開かれます。小学生より大人に近づいたからこそ、生徒が主体となって行事を運営する機会が増えるでしょう。本記事では中学で行われる学校行事について、その内容を紹介していきます。
中学で開かれる学校行事の目的は?
中学校では小学校よりも、生徒が主体となって活動する学校行事が増えるでしょう。その目的は、生徒自身が活動することで集団への帰属意識を高めるためであり、地域社会とコミュニケーションをとることでもあります。
多くの中学がおこなう学校行事は?
義務教育である中学でおこなわれる学校行事は、文部科学省が取り決める「中学学習指導要領」に基づいて決められます。そしてすべての学校行事は、以下で紹介する5分類のうちのいずれかです。
儀礼的な行事
以下に挙げる学校行事は「儀式的」に分類されます。
- 入学式
- 卒業式
- 始業式
- 終業式
これらの行事は、学校生活に変化や区切りをつけ、新しい生活への動機づけをおこなうためにおこなわれます。
文化的な行事
文化的な学校行事には、以下のようなものが含まれます。
- 文化祭
- 作品の発表会
- 学習発表会
上記の学校行事は、学校生活の成果を発表してさらなる意欲向上に努めるためにおこなわれます。
体育的な行事
心身の健康や発達への理解を深めることを目的に、体育的な行事は開かれます。具体的には、以下のような学校行事です。
- 体育祭
- 球技大会
- 交通安全指導
- 防災訓練
旅行・集団宿泊的な行事
生徒と教師はもちろん、生徒同士が集団で生活することで、組織のルールや公衆道徳についての理解を深めることを目的に「旅行・集団宿泊的な行事」が開かれます。具体的には、以下を参考にしてください。
- 遠足
- 修学旅行
- 野外活動
勤労生産・奉仕的な行事
創造することの楽しさや、勤労の尊さなどへの理解を深めるために「勤労生産・奉仕的な行事」が開かれます。代表的な行事は「職場体験」です。実際の職場を目にすることで、働くということを身近に感じられる貴重な体験でしょう。
中学校と小学校の違いは?
小学校と中学校で生徒の生活はどのように変わるのでしょう。ここでは生活面と勉強面の2つに分けて解説していきます。
生活面の違い
中学校に入ると、部活動や委員会活動が本格的になります。学校によって参加できる部活動の種類はさまざまですが、3年間同じ仲間と時間をともに過ごす経験は部活動のなかでしか味わえません。
勉強面の違い
勉強面では、小学校が1コマ45分であることに対し、中学校では50分に延長します。また授業が6時間目まであることが多いのも違いです。しっかりと復習しておかなければ、授業について行けなくなってしまうかもしれません。
主体性をもって中学の学校行事に取り組もう
小学校に比べ、生徒自身も運営に関わる学校行事が増える中学校。各行事をおこなう意味を理解したうえで、主体性をもって取り組みたいところです。それぞれの学校行事を、大切な経験のひとつと捉えてみてください。