こんな時どうする?学校行事に不参加な子どもへの対応方法を解説
子どもが学校行事に参加したくないと言い出した、親の都合で不参加になければならない、こんな時ありますよね。特に子ども自身が不参加を希望する場合は、その理由をどう聞けばよいのか迷ってしまいます。学校行事に不参加となる子どもについて、解説していきます。
子どもが学校行事への不参加を希望したら?
全ての子どもが、学校行事を楽しみにしているわけではありません。なかには憂鬱なイベントと捉えている子もいます。自分の子どもから、学校行事を休みたいと言われた場合、親はどのように対応すれば良いのでしょう。
まず親が取るべき行動は?
子どもから、学校行事を休みたいと言われた場合、まず親がするべきことは何でしょう。それは、とりあえず「わかった」と声をかけ、一旦子どもの気持ちを受け入れてあげること。
ついつい、すぐに理由を尋ねてしまいがちですが、子どもが求めているのは何よりも安心です。
理由を聞くときの注意点は?
子どもが安心したところで、理由を尋ねます。そしてどのような理由であっても、子どもなりの考えがあって、不参加を申し出ているのだと受け止めましょう。
また理由を聞いたあとも、親の目線からすぐにアドバイスはNGです。子どもと同じ視点に立って一緒に考える姿勢を忘れないようにしましょう。
時には休んでもいい
子どもを学校行事に参加させるのか、不参加とするのか判断する際、まず考えるのが参加することの意味でしょう。このとき参加しなければ、経験の機会を無駄にしてしまうと思いがちですが、そんなことはありません。
参加することで得られる経験は、ほかにもたくさんあります。しかし、不参加とすることで子どもが得られる「安心感」もまた、大切なものなのです。
子どもの「不安」を解消してあげよう
ときには「本当は参加したいけれど心配なことがある」というケースもあります。「行ってみれば楽しいかもよ」といった一方的な言葉ではなく、なぜ不安なのか、どうすれば解消できるのかを考えてあげましょう。
次の行事へ繋げるためには?
多くの学校行事は、毎年おこなわれるものです。しかし、一度楽しめなかった行事には、来年から参加したくないと思ってしまうのは、大人も子どもも同じです。
行事が終わった後には、ぜひその頑張りを褒めてあげましょう。今年の行事は来年のため、来年は再来年のためということを意識することが大切です。
親の都合で、不参加となる場合
せっかくの学校行事であっても、大人の都合によって不参加にしなければならないことがあるかもしれません。そのようなときは、子どもとどのように向き合うべきなのでしょうか。
親の都合で欠席する理由は?
親の都合で、学校行事に不参加となる理由はさまざまで、身内の不幸などやむを得ないケースもあるかもしれません。しっかりと子どもに理由を伝えてあげましょう。
理由が「旅行」の場合は?
学校行事へ不参加の理由が「旅行」など、レジャーの予定である場合はどうでしょう。もちろん、行事の日にちを避けることが前提ですが、両親の仕事の都合もあります。まずは子どもの意思を聞いてあげましょう。
理由が「受験」の場合は?
中学受験などの理由で、行事を休むというのはどうでしょう。この場合の欠席は、子ども自身の将来のためでもあります。家庭ごとの考え方によりますが、まずはしっかり子どもと話し合うことが大切です。
いずれのケースでも子どもの意思を尊重しよう
いずれの学校行事も、その学年で参加するのは一生に一度です。休みたいと言われてしまうと、親としてはがっかりした気持ちになりますが、まずは子ども話をよく聞くように心がけましょう。