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フランス式の寝かしつけで子どもの自立心が育つ!?

2020.07.31

こんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。

最近、色々なお母さんたちから、「夜の寝かしつけがうまくできず悩んでいる」と相談されます。確かに、寝かしつけって難しいですよね。私も、保育士時代に午睡(お昼寝)の時間に子どもたちが寝ないことがあり、苦労して寝かしつけたという経験があります。今回は「睡眠」にテーマをおいて、日本ではなくフランス式の子育てについてお話したいと思います。


皆さんはどのようにお子さんを寝かしつけていますか?

日本では、子どもの側にしっかりついて寝かしつけをするのが当たり前になっています。しかし、フランスでは、親が子どもの寝かしつけをしないそうです。もちろん添い寝などもしません。子どもが寝る時間を親が決めて、寝る数分前に絵本を読み聞かせたり、抱きしめたり手を握ってスキンシップをしっかりとり、情緒を安定させます。そして、子どもを部屋へと連れて行き、自分で寝られるように癖をつけさせるとのことです。

「一人にさせて子どもが心配になったりしないのか?」と思うのですが、「子どもが大きくなっても大人は添い寝をしたり寝かしつけますか?」「子どもが大きくなったと親が決め付けて、寝かしつけを急にやめる方が子どもにとってもストレスだと思いませんか?」ですから、早いうちから習慣付けることが大切なのかもしれません。

日本は「親は寝かしつけをするのが当たり前!」となっていますが、果たして本当にそれが正しいのでしょうか? 子どもが寝ないから、眠りにつくまで側に付き添い、結果として寝かしつけに何時間もかかってしまい、自分の時間を削りストレスになる。これは、子どものためにと思っていても、大人がストレスになってしまうのであれば本末転倒です。それならば、時間を指定してお互いに割り切ることで良い結果となる。

確かに、親心としては、「眠るのを見届けないと心配になる」という保護者の方も多いかもしれませんが、実際に大人が寝かしつけることで興奮してしまう子がいるのも現実によくある話。「自分で眠りにつく」ということは、自立心を育てる第一歩なのです。

*フランスの乳児施設では、「遊」「食」「寝」の場所がしっかりと分かれているそうです。寝る環境は、子どもが眠りにつきやすいような工夫がされていたり、備え付けのベットはきれいにメイキングされているとのこと。ベットの上には、小さな人形やぬいぐるみが置かれており、子どもたちが安心して眠りにつけるような配慮がされているそうです。

家庭と施設がこうした住み分けの部分でも子どもたちに混乱を招かないように連携しているのかもしれませんね。(ちなみに日本の保育園では、ぬいぐるみや人形を子どもの側に置くことは、窒息の恐れがあるので禁止されています)

大切なのは気にかけること

新生児の子育てで悩む「夜泣き」の問題。赤ちゃんの夜泣きで気持ちが滅入ってしまう方も多いと聞きます。実は、夜泣きというのは赤ちゃんが母体にいた時の体内リズムのひとつだと言われています。また、一度夜泣きの相手をしてしまうと、それが癖となってしまい、夜泣きが続いてしまうケースはよくあります。

しかし、フランスでは夜泣きをしても様子を見にいくことはあっても、あやしたり抱っこをしたりということはあまりしないそうです。子どもが泣くと、側で様子を見守りそれを繰り返し行うことで、夜泣きの回数も少なくなり、先ほど述べたように子ども自身が「一人で寝る力」をつけていくそうです。SIDS(乳幼児突然死症候群)などの心配もありますが、大人がきちんと子どもの体勢(うつぶせ寝になっていないかなど)や睡眠をチェックしながら「見守る」。ここがフランス式のポイントなんでしょうね。

*保育園では2歳未満のお子さんが眠りについたときは、5分毎に睡眠チェック(顔色・呼吸・体勢)などのチェックを行っています。

小さなうちから「自立」は始まっています。お子さんが将来「自立」できずに困らないためにも、大人が早めに自立の一環として「一人で寝る力」を促していくことが大切なのかもしれません。一人で寝られるようになれば、その分大人は自分の時間が増え、大人にとってもプラスになりますよね。

すべてをフランス式として取り入れていくのではなく、あくまでも良い所を子育ての中に取り込んでいく…それが大切な事だと思います。みなさんもぜひ試してみてくださいね。

河西 景翔

河西 景翔 (かわにし けいと)子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

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