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うちの子の発達は大丈夫?大人の心配を安心に変えるために心がけたいこと

2020.07.20

皆さんこんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。

今回は、「発達」についてお話したいと思います。みなさんは「発達」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?「言葉」「行動」などを思い浮かべる方も多くいるかも知れませんね。私の相談室にも「うちの子まだ歩けないんです」「まだ言葉が出ないんです」などの相談にくる保護者の方多くいます。

お子さんの年齢と発達、そして周りの子たちと比べてしまいがちなことも多くあると思いますが、本当にそれは正しいことなのでしょうか?


ときには「待つ」ことも必要です

先述したように、大切なのは人と比べないことです。育児書に書かれている発達は「概ね」という言葉が使われていますが、これはあくまでも参考程度の意味をもっています。しかし、周りの子があれもこれもできているのに、うちの子は…と比較してしまい、無理に伸ばそうとすると、かえって逆効果だったりもします。

保育士時代に、2歳児を担当していてなかなか言葉が出ないKくんというお子さんがいました。2歳児というと2語分(これ、できた。)や3語文(きょうは、これでこうした)などの会話を楽しむ発達段階なのですが、Kくんは常に言葉が出ない状況で、保護者もそのことに関してひどく悩んでいました。しかし、半年を過ぎると少しづつ言葉が増え、3歳児クラスになると普通に友達と会話を楽しむようにもなりました。ここにあった背景は、Kくんが思っていることを言葉に出さなくても、保護者が何でもしてしまっていたため「言葉」を出さなくても生活が成立していたということです。

しかし、保育園では家と同じようには行かず、思ったことは言葉に出さないと生活できないと学び、言葉が出てきたのだと思います。ご両親は「言葉の教室に通ったほうがいいのでは?」と相談を受けたのですが、私達はKくんをしばらく観察し、言葉が出てくることを「待つ」ようにしました。確かに専門的な場所へ通えば言葉は出やすくなるかもしれませんが、かえってそれが逆効果になってしまう子も中にはいます。大切なのは「待つ」ということなのかもしれません。

「早期発見早期治療」が大切な理由

では、待っても一向に進展がみられなかった場合はどうしたらいいでしょうか? そのようなときこそ専門医さんに相談をするのが一番です。

その際には、家庭の様子だけでなく保育園や幼稚園の先生方からも普段の様子を聞いて、専門医さんに伝えていくことが大切です。対応が早ければ早いほど、お子さんの成長にいい影響を与えます。また、子育てをする中で育てにくさを感じていたところも、専門医さんがどのように対応したらいいのかをしっかりと教えてくださるので、悩みや困りごとが解決されると思います。そして、専門医さんに教わったことを保育園や幼稚園と連携していくことも大切です。

家でやっていることと保育園や幼稚園で行っていることに相違があると、混乱してしまうのはお子さんです。お子さんが健やかに生活するためにもしっかりと連携を取るようにしていきましょう。

大事なのは、みんなで見守るということ

子育ては、一人で成し遂げるものではありません。一人で頑張ってしまうと自分が折れてしまった時に、お子さんを支える人がいなくなってしまいます。ですから、周囲の人と協力して子育てをすることが大切なのです。これは俗にいう「チーム育児」です。人には得手不得手がありますね、確かに子育てをする中で、不得手を得手にしなければならないこともあるとは思いますが、すべてを得手にするのは不可能だと思います。自分ができないことを「SOS」として発信し、周りに助けてもらうことで、自分にとってもまた、お子さんにとっても良い作用をもたらします。みんなで見守りながら楽しく育児をしていけるように心がけていくことも大切なのかもしれませんね。

今回は「発達」にテーマを置いてお話させていただきました。見極めることは難しいかもしれませんが、自分の子どものことは自分が一番わかっています。周りの子どもと比べて「大丈夫かな? 心配だな?」と思うことが増えるようになったら、先ずは住んでいる地域の保健師さんや通っている保育園・幼稚園の先生に相談をしてみるのも良いかもしれませんね。

河西 景翔

河西 景翔 (かわにし けいと)子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

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