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赤ちゃんの歯磨きはいつから?どうやって?正しく歯磨きする方法
2020.08.06 by やない あつこ やない あつこ

赤ちゃんの歯磨きはいつから?どうやって?正しく歯磨きする方法

生まれてまもなく小さな歯が生えてくる赤ちゃん。歯はこれから一生大切にしていく体のパーツの1つで、最初の頃はママがケアしてあげなくてはいけないもの。今回は、具体的に赤ちゃんの歯磨きについて紹介していきたいと思います。


1.赤ちゃんの歯磨きはいつから?

赤ちゃんの歯磨きを始めるのは基本的に乳歯が生え始めたら。(個人差があるので一概には言えませんが、だいたい生後6ヶ月頃)生えたての乳歯はミルクや離乳食の食べかすなどがついている状態です。虫歯の原因菌は一度増えてしまうと永久歯にも影響を及ぼしかねないので、いつか永久歯に生え変わるから、とおろそかにはせず乳歯が見えてきたら「歯磨きを始める時期」と頭に置いておいてくださいね。

2. 歯磨きの前の準備

まずはガーゼから

赤ちゃんにとって口の中をいじられるのは本能的に嫌なもの。まずは口の中に何かが入るというのに慣れるために、歯磨きの前のファーストステップとしてガーゼ磨きから始めてみましょう。最初に意識したいのは、ママも赤ちゃんもリラックスして行うということ。

① ママの膝の上に赤ちゃんを寝かせる

② ガーゼを指に巻き、ぬるま湯や水で濡らす

③ 赤ちゃんの歯の表と裏を優しく拭きとる(指の力は抜いて、弱い優しい力で歯をつまむようにしながら拭く)

上唇をめくるとミルクのかすがついていることがあり、この部分は唾液による自浄作用が少ないのでガーゼでケアしてあげて下さいね。できれば1日5~6回、授乳後や離乳食の後、就寝前に行うのが理想です。ちなみにガーゼは、柔らかめな綿100%のものを。赤ちゃん磨き用の歯磨きシートも販売されています。

ガーゼ磨きに慣れてきたら、次の段階へ向けて歯ブラシの先っぽを軽く乳歯にちょんちょんと当ててみて、歯ブラシの感覚に慣れるようにしていきます。

歯がためもおすすめ!

歯磨き自体からは少し話がそれてしまうのですが、個人的におすすめしたいのが歯がため。歯がためというのは赤ちゃんがかじりついて遊ぶおもちゃのことですが、歯が生え始めてくる時に起こる歯茎の不快感を和らげ赤ちゃんのストレスを緩和してくれるものです。

赤ちゃんは歯が生え始める頃に不機嫌そうにしていたり、夜泣きをしたりすると言いますよね。そんな時におすすめしたいのが歯がため。また、これを噛むことで歯茎を刺激しマッサージ効果があるので、歯が生える手助けをしてくれたり、自分の力で噛むことを覚えるトレーニングにもなります。歯磨きを始める前に口の中にものが入ることを慣らすという効果もあり。なんとなく赤ちゃんが周りのものを噛み始めてちょっとかゆそうにしていたり、歯が生えそうな兆しが見えてきたら歯がためも使ってみて下さいね。(長時間持たせると噛み合わせなどに影響することがあるので適度な使用を)

3. 歯磨きのやり方

では次に、ガーゼ磨きから歯ブラシ磨きへの移行について。下の前歯はガーゼ磨きでも大丈夫なのですが、上の前歯は下の歯よりも唾液が届きにくいので、上の前歯が生えてきたら歯ブラシを使うようにすると良いです。

やり方としては

①赤ちゃんをママの膝の上に寝かせる

②ペンを持つような持ち方で、つまむくらいの力加減で歯ブラシを持つ

③片方の指で赤ちゃんの唇をめくり、歯ブラシを直角にあてるようにしながら1本1本優しく小刻みに磨く 

力が入ってしまうと痛がるのでごく優しい力で大丈夫です。

この時、上唇の裏側の真ん中にあるひだに歯ブラシが当たると痛くて赤ちゃんが歯磨き嫌いになってしまうきっかけになりやすいので、ここに歯ブラシが当たらないよう指で隠してあげて下さいね。

まずは1日何回! と気にしすぎることはなく赤ちゃんの食後に機嫌が良い時を見計らって。ただし寝ている間は唾液の分泌が減り、口の中が虫歯になりやすい状態なので寝る前は行うと良いです。歯磨きに慣れてきたら1日2回、毎食後…とステップアップして下さいね。

4. 歯ブラシの選び方

赤ちゃん用の歯ブラシはいろんな種類が出ているのでどれが良いの? と迷いますよね。

赤ちゃんが使う用のものと、大人が行う仕上げ歯磨き用のものがあるのでどちらも用意します。最初は自分で持たせて歯ブラシへの興味をわかせ、その後大人が仕上げをするという流れです。赤ちゃん用はあくまでも赤ちゃん本人が歯ブラシに慣れるためのもので、きれいに磨く目的で使うのは仕上げ歯磨き用のものです。

赤ちゃん用…月齢に沿ったもので、小さめで毛先が丸くなっているものが望ましい。最初は喉を突かないように安全リングがついているものがおすすめ

仕上げ用…ヘッドが小さく、大人が持ちやすい柄が長めのもの

5. 歯磨き粉はいつから?

歯磨き粉の使用については専門家によっても意見が分かれるところなのですが、本来は離乳食期においては歯磨き粉は必要がないとされています。ミルクや離乳食が中心の赤ちゃんの歯の汚れは、歯磨き粉なしの水だけブラッシングで落とすことができます。

赤ちゃんが自分で口の中の水を吐き出せる、ぶくぶくうがいができるようになる頃(1歳半~2歳頃)になってきたら、少しずつ歯磨き粉を使い始めます。

研磨剤(ケイ素、炭酸ナトリウムなどとも表記される)や発泡剤(ラルリル硫酸ナトリウムとも表記される)を含まないものがおすすめで、ものによっては着色料や添加物などが不使用のものもあるのでチェックしてみて下さいね。虫歯予防にとされているフッ素は、使うのであれば6歳くらいまでは配合されている量が500ppmまでの低濃度フッ素配合のものを選ぶと安心です。

赤ちゃん用で販売されているジェルタイプのものは、泡立ちが少なくすすぎの回数が少なくてすむので最初の歯磨き粉としておすすめです。

6. 赤ちゃんが歯磨きを嫌がる時は?

そもそも赤ちゃんは口の中に何かが入るというのを嫌がるもの。できるだけ歯磨きタイムはだらだらせずに短時間でパッとやるようにします。

何より「楽しく」「リラックス」してやることが大事なので、ママは穏やかに話しかけたり優しい気持ちで歯磨きをするようにし、キャラクターの絵柄の歯ブラシで気分を盛り上げたり、歌や人形などと一緒に親しみを持たせながら楽しくできる工夫をしてみましょう。手鏡を持たせ自分の口の中を見せるのもおすすめです。

乳歯をケアしてあげることは、その後の永久歯の成長を左右するものなので、まだ歯磨きが自分でできない赤ちゃんの頃はママが優しくケアしてあげてくださいね。

やない あつこ

やない あつこ食育スペシャリスト、離乳食アドバイザー、幼児食インストラクター。

毎日手作りのおかずが何品も出てくる家庭で育ち、健康的なご飯に目がない料理好き。シンガポールでの娘の出産・子育てをきっかけに、現在は東京都内で離乳食・幼児食作りや子どもの食育の教室・活動に励んでいる。娘のごはんや子ども向け料理レシピをInstagramで更新中!instagram.com/sally_eat

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