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子どもの育ちは2歳までが重要!?発達を理解して育児を楽しもう!

子どもの育ちは2歳までが重要!?発達を理解して育児を楽しもう!

こんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。

今回は「2歳児の発達」についてお話したいと思います。みなさんは「三つ子の魂百まで」という言葉を知っていますでしょうか? 「3歳までに学んだり経験したことは、その後の人生に大きく影響しますよ」という意味が込められています。

子どもの「脳の発育」を知ろう!

皆さんは、子どもの脳の発育は何歳くらいまでするか知っていますか? 脳が発育や色々な物を詰め込むためにはHDDのような容量が大切です。子どもの脳は、産道を通り、出産された直後から大きくなり始めます。そして、容量を大きくするのは、2歳児までが限界だと言われています。すなわち、3歳になる前までに容量を大きくしないとならないのです。

だからといって、色々な勉強やお稽古ごとをすれば良いのか? というと、そうではなく、人とのふれあいや言葉がけなどの「愛着」によって容量は増えていきます。沢山愛情をかけることが大切だと言われているのは、こうした背景があるのかもしれませんね。

2歳児はどんな発達段階?

では、2歳児はどのような発達段階にあるのでしょうか? 2歳ときくと「魔の2歳」なんて言葉を聞きますが、実はこれは「自我の芽生え」の時期なのです。今まで大人主導で行動していましたが、自分でできることが増え、大人の主導ではなく、自分主導でなんでもやってみたくなります。これが「いやいや期」とも言われていますが、イヤイヤ期は子どもの立派な成長期です。

むしろこの行動が出てきたら「うちの子も大きく成長しているんだな!」と肯定的に受け取っていくようにしてください。でも、実際にその場面に遭遇すると、今まで大人の思い通りに時間配分ができていたのに、子どもに振り回されて思うように生活できなくなる! と思ってしまう人も多くいると思います。そんな時は、穏やかに声をかけ、何をしたいのか具体的に尋ねるのも効果的。そして、とにかく選択肢を増やすような言葉がけをしてみてください。

子ども自身が自分で選択し、行動することを大人が導くことによって、今度は子どもがよりよいものを自分で選ぶという「力」を発揮し、身につけていきます。更に、自分で選べた時は「自分で選べたね。すごいね!」と声をかけることにより、自己肯定感を高めることにも繋がります。

噛みつきは何故起こる?

2歳児の子ども同士のトラブルで起きる、噛みつきに困っているママが多いのではないでしょうか? では、何故この噛みつきが起きるのか皆さんは知っていますか? 言葉がうまく出ない2歳児は、自分を守るために、言葉ではなく、衝動的な行動(噛みつき)にでてしまうことがよくあります。

フロイトの発達学の中に「口唇期」という言葉があるように、子どもは口から発達をしていきます。子ども自身が「口」というのは相手に一番ダメージを与えることができると学んでいるのです。そして、噛みつきは「自我」と大きく関係しています。

実は、小さな頃から自分がやったことを十分に認めてもらった子どもは「噛みつき」がすくないと言われていて、例えば、子どもが泣いている時に子どもの気持ちを大人が理解し、気持ちを代弁し共感することで、子ども自身が自我の確認をするようになります。こうしたやりとりを子ども自身に確認させていくことが、まずは大切なのかもしれません。

保育園は全てにおいて安全な場所で無くてはならない?

ちなみに、私が保育園で2歳児を担任していた時に、噛み付きがよく起こりました。「保育園は安全な場所」というイメージが多い中で、噛みつきが起きるので、保護者の方々からは「何故安全に保育してくれないんだ!」と避難されることもありました。保育園は「安全」に注意しながら保育をしています。しかし、子どもの発達段階には個性があります。

噛みつくことが多い子どもを引き離すことが、本当に正しい保育と言えるのでしょうか? もちろん、防ぐことは必要なんですが、子どもたちは色々な体験をして、大きくなります。子どもの成長発達を保護者も理解することで、本来あるべき保育園としての機能に繋がっていくのかもしれませんね。

近年、色々な研修に参加していると先生たちが講義の中で「子どもは2歳までが肝心である」と話をしていることが多く、改めて2歳の育児を見直していかなければならないと感じます。みなさんも是非、「育児はむずかしい!」と思わずに発達を理解して楽しく育児をしていけるといいですね。

河西 景翔

河西 景翔子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

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