2歳差育児は本当に大変?メリットデメリットと注意点を紹介
「子どもは最低2人ほしい」「3人きょうだいが良いな」などの希望があれば、誰もが一度は考えるのが年齢差です。 今回は、2歳差で育児をする際のメリットやデメリット、注意点など実体験をベースに紹介します。 メリットデメリットを確認した上で、2歳差にするかどうかを考えてみましょう。
2歳差育児のメリット。良かったところは?
一緒に遊ぶ姿が見られる、成長が早いなど、2歳差ならではの良いところがあります。ここでは2歳差育児のメリットを3つ紹介します。
洋服などの保管時期が短い
3歳差4歳差と年齢が離れるほど、ベビーグッズや洋服などの保管期間が長くなり、賃貸など限られたスペースでは保管場所の確保が大変です。2歳差であれば、ベビー服だと上の子が着られなくなってから下の子が使用するまでの保管期間は約1年。
下の子が着られなくなるまでさらに1年ほどなので、2年ほどで手放すことができます。
上の子につられて下の子の成長が早い
上の子は、身近に月齢の近い手本となる人がいないため、言葉にしても行動にしてもゆっくりめの成長ですが、下の子は上の子という手本がいます。下の子は1歳を過ぎたあたりからなんでも上の子の真似をするようになり、その分、成長が早いことを感じられるのです。
一緒に遊ぶ姿が見られる
3歳4歳と年齢差があると遊ぶ内容が違ってくるため、上の子と下の子で遊ぶ姿はなかなか見られません。しかし、2歳差くらいであればまだまだ遊ぶ内容に差がなく、一緒に遊ぶ姿を見ることができます。小さい子がふたりで笑い合っている姿はとても微笑ましい光景です。
2歳差育児のデメリット。大変なところは?
まだできることが少ない上の子のお世話をしながら妊娠、産後を過ごすことになるため、体力的に大変なことばかりです。他にもケンカが多い、お風呂が大変など、2歳差育児ならではの大変なことを紹介します。
体力的、経済的にきつい
妊娠から出産、さらに下の子が1歳になるくらいまでは、体力的にきつい日が続きます。ほとんどの人が妊娠中はつわりのある中、上の子の相手をしつつ家事をこなし、出産してからもしばらくは、夜間授乳や夜泣きでの寝不足続きの日々を過ごすことになるでしょう。
さらに保育園や小学校などの進学にかかる費用が2年に1度かかってくるため、一気に経済的負担が大きくなります。
きょうだいげんかが多くストレスになる
メリットで挙げた「一緒に遊ぶ」「下の子が上の子を真似て成長が早くなる」ということが、デメリットにもつながります。年齢が近い分、欲しいと思うものが同じで、特におもちゃはすぐ取り合いに発展しがちです。
一日のうち、喧嘩をしない日はなく、気持ちに余裕がない日はイライラしてしまう、ということもあります。
お風呂が大変
特に下の子が一人で立てるようになるまで、さらにワンオペ育児をしている人ならなおさら大変です。上の子がまだ自分で身体を洗えず、長湯もできないので、お風呂はいつでもスピード勝負になります。湯船にゆっくり浸かるなど、夢のまた夢です。
2歳差育児の注意点とは?
2歳差育児の注意点は、上の子を優先してあげることです。下の子のお世話でいっぱいいっぱいになっていると、上の子が愛情不足を感じて赤ちゃん返りやわがままが激しくなります。
まだまだ上の子も甘えたい盛りなので、緊急事態でない限り、まずは上の子の要望に応えてあげましょう。 ママの愛情を感じ、満足すると、つたないながらも下の子のお世話を手伝ってくれたりすることもありますよ。
小さい子同士で可愛い2歳差育児
体力的にも経済的にも大変なことが多い2歳差育児ですが、洋服などの保管期間が短かったり、下の子の成長が早かったりとメリットも多くあります。 注意したいのは、下の子のお世話を優先しすぎて、上の子を雑に扱わないことです。
大変な時期が一気にきますが、その分終わりも早く一度に楽になります。それぞれの家庭にベストな年齢差があるので、パートナーとよく相談して、楽しい育児になるように年齢差を計画してみましょう。