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1歳半健診てどんなことをするの? 何か準備は必要?

1歳半健診てどんなことをするの? 何か準備は必要?

お子さんの1歳半健診はその子の成長を見る大切な機会。どんなことをするのか? 初めての時には気になりますよね。もうすぐ3歳になる我が家の娘の時もそうでした。海外育児から日本に帰国して初めての健診だったので、娘はもちろん、母である私も慣れない時間にあたふたしました。今回はその体験もふまえ、1歳半健診の内容について紹介していきます。


1歳半健診がそれまでの乳幼児健診と違う理由

1歳半健診は、体の発達を中心に見てきたそれまでの乳幼児健診とは違い、心と体の発達の両方を診る内容になっています。それまでは体の成長、身長や体重、栄養状態などを確認することを目的としてきましたが、1歳半頃からは心身の発達がより顕著になる時期。

そのため、運動面、言語、生活習慣、社会性なども診ることが目的になっています。他にも、疾患の有無を確認し適切な指導・対応を行うという重要な役割があります。

この機会を利用してママの不安や悩みを取りのぞこう!

1歳半健診の目的の1つに「子どもと保護者のサポート」があります。当日は医師、歯科医師だけではなく保健師、栄養士、心理職に従事している方などさまざまな専門家がいるので(各市区町村による)、この貴重な機会を利用してママの不安や悩みを相談してみましょう。

お子さんの好き嫌いや歯磨き、歩行や運動に関することなど、何でも大丈夫。当日までに聞きたいことをまとめてリストアップしておくことをおすすめします。

1歳半健診はどうやって受けるの?

1歳半健診は、母子健康法で定められた健診なので、費用は自治体が負担しており、原則無料になっています。基本的にはその時期に市区町村から案内が送られ、お子さんが1歳半になった月の翌月から満2歳に達しない期間までが健診の対象となっていることが多いです。

ただ今はコロナウィルスの影響で一時的に乳幼児健診が中止となっていたり、普段とは異なる対応となっている場合もあるので、詳しくはご自身の市区町村の情報をチェックしてみて下さいね。

当日の持ち物

市区町村からの案内に持ち物が書いてあることが多いですが、参考までにこのようなものを持っていきます。

・母子手帳

・健康保険証

・乳幼児医療費受給者証

・診査受診券

・記入した問診票

・着替え

・おむつ、おむつ替えセット

・飲み物

・筆記用具

・タオルやブランケットなど

さらにおすすめしたいのが、お子さんのぐずり対策グッズ。当日は新しい場所で知らない人があちらこちらに。慣れない環境で待ち時間もあるので、目が離せなくなる1歳半の時期はじっと待っているのは難しく、ぐずってしまうこともあります。普段からお気に入りの絵本やおもちゃなど、ちょっとしたものを持っていくとママも安心です。

実際にどんなことをするの?

1.問診

医師や保健師がお子さんの日ごろの様子についてママに質問したり、お子さんとお話をして様子を見ます。具体的な内容は下記です。

・積み木

与えられたつみきを重ねられるかで、指先の発達を確認。

・指差し

動物や車などの絵が描かれた紙を見ながら、言われたものを見つけられるか、指差しができるかをチェック。言葉の意味や物事を理解しているかを確認。

・言葉

簡単な言葉を使えるか、言葉や話しかけに対する反応を見る。名前を呼ばれると反応するか、「ポイしてきて」と言われるとゴミ捨てができるか、など

当時の我が娘の場合、与えられた質問に対して何も答えず、いきなり椅子から降りて走っていく…ということになってしまい保健師さんから「1つもチェックできないので、子育て相談を受けていかれますか?」なんて言われて本当に焦りました。

でもよく考えてみたら、普段と違う場所で集団の雰囲気にも圧倒され、知らない人に色々質問され…本人が普段通りに行動できるはずがないのも理解ができます。当時はどうしよう、全然できてない…と落ち込みましたが今や3歳近くになる娘、何の問題もなくすくすくと育っています。

心や言葉の発達は1歳半の時点では1人1人差があるのが当然ですし、家ではできているけれど健診ではできなかった…なんてことは当たり前なので、あまり気にしすぎない! これに尽きると思います。例えば指差しなどは、普段からやるようにしていないと難しかったりもしますし、あまり考えすぎないことが大事です。

2.歯科検診

歯科医師が乳歯の数、生え方、口内環境、虫歯の有無やかみ合わせなどをチェックします。市区町村によってはフッ素の塗布をしてくれるところもあります。(塗布後は一定時間飲食禁止となるので注意)

3. 身体測定と診察

身長、体重、頭囲、胸囲を測ります。他には大泉門(頭の中央前の方にある骨のない柔らかい部分)が塞がっているか、音や光に反応するか、胸の音、骨格、皮膚や性器の状態などを触診と目視で確認します。

さらに一人歩きの確認もあり、上半身と下半身の協調運動ができているかを診ます。

4.健診結果の説明や子育て相談

この後は、その日の結果について話をする場があります。保健師さんが相談に乗ってくれるので、発達のことだけではなく育児やしつけについて何でも話してみましょう。当時私は、問診があまりできなかったことを落ち込んだまま、この子育て相談の場に行きましたが、海外から帰国してまもないこと、生活がまだ落ち着ていないことなどを話したら、保健師さんが励ましてくれてモヤモヤがすっきりした覚えがあります。1歳半健診は、ママが普段なかなか相談できない悩みや不安が少しでも軽減される貴重な場だと思います。

5.講習会

最後に、市区町村によりますが虫歯予防や栄養に関する簡単なレクチャーを受けます。食事の程度や離乳食の進み具合、生活習慣などの話ができる場となっています。

1歳半健診はこれまでと違う内容になってくることもあり、何となく試験で試されているようで不安になったりひやひやしたりもすると思います。でも1歳半健診はお子さんの様子をしっかり見つめる良い機会であり、その後の適切な対応や育児への工夫へつながるもの。ママの悩みを専門の方に相談できる大切な時間でもあるので、ぜひ前向きな気持ちで臨みましょう! 当日うまくできなくても、本当に大事なのは普段の様子。普段がどうか、という点を医師や保健師に伝えながら様子を見てみてくださいね。

やない あつこ

やない あつこ食育スペシャリスト、離乳食アドバイザー、幼児食インストラクター。

毎日手作りのおかずが何品も出てくる家庭で育ち、健康的なご飯に目がない料理好き。シンガポールでの娘の出産・子育てをきっかけに、現在は東京都内で離乳食・幼児食作りや子どもの食育の教室・活動に励んでいる。娘のごはんや子ども向け料理レシピをInstagramで更新中!instagram.com/sally_eat

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