子どものやりたい欲を尊重する台所育児!始める時期や心構えを紹介
台所に行くと自分もやりたいと泣き喚く子ども。 けれど、子どもが小さいときに料理をさせるべきか悩むママも多いはずです。
そこで今回は、子どもの意思を尊重する台所育児について紹介していきます。
そもそも台所育児って?
台所育児とは、料理を通して子どもの自尊感情を育てる育児方法のことです。小さい頃から包丁を持たせたり野菜や肉をフライパンで炒めさせたりなど、一般的には危ないと思われることも積極的にやらせます。
そして、大人の力を借りずに最後までやり通すことができれば、子どもは自信と自尊感情を身に付けることができます。 日頃、大人の主観で子どものやる気の芽を摘んでいることも少なくありません。
台所育児では、子どものやる気を尊重し、大人は子どもが怪我をしないように見守るだけ。早ければ、1歳から包丁を持たせるママもいるようです。
台所育児を始めるタイミング
子どもがやりたいと主張したときが、台所育児を始めるタイミングです。 なぜなら、料理をやりたいと思う時期は子どもによって異なるから。
大人の都合で無理やりやらせるものでもないので、子どもがやりたいと思ったときが台所育児をやり始める時なのです。
台所育児を始める際の心構え
早ければ1歳から始められる台所育児。ただ、慣れない手つきに口出ししてしまうママも少なくありません。そこでここからは、台所育児を始める際の心構えについて紹介していきます。
子どもがやりたいようにやらせる
ボウルから小麦粉が溢れたり切った野菜が床に落ちたりしたときは、ついつい手を出してしまうママは少なくありません。 ただ、台所育児をするときは、本当に危ない時以外は出を出さないことがおすすめ。
なぜなら、ママに手出しされると子どもの達成感が減少してしまうからです。 料理中にテーブルや床、洋服がどんなに汚れてもあとで片付ければ大丈夫。台所育児中は、子どもが安全に料理を終えられるように見守ることに専念しましょう。
些細なことでも子どもを褒める
テーブルや洋服を汚されると注意してしまいがちですが、台所育児をするときは叱るよりも褒めることが大切です。 「野菜が切れた」「食材を混ぜた」など些細なことで良いので、子どもを褒めてあげましょう。
子どもは自分がした行動を人に褒められると、褒められた嬉しさから意欲が湧いて子どものやる気が育ちます。 ただし、料理を途中で投げ出したり、食材でふざけ出したりしたときはしっかり注意しましょう。褒める時と注意する時を明確に区別することで危険を回避することができます。
危険なことは事前によく説明する
料理をするとき、包丁や火を使うこともあります。子どもが野菜を切ったり炒めたりしたいというなら、その気持ちを尊重するのが台所育児です。 ただ、包丁や火に対する子どもの認識が甘いと、料理の途中でふざけて怪我をしてしまうことも十分考えられます。
そのため、危険を伴うことは事前によく説明しておくことが大切です。 また、包丁であれば子ども用のものが販売されています。やってはいけないことを理解していないうちは子ども用の包丁を使い、慣れてきたら大人用に包丁に替えてみるのもいいでしょう。
子どものやりたい欲を尊重しよう!
多くのママは、大人の判断で子どもの行動を制限しがちです。しかし、行動を制限してしまうと子どもの自尊感情が育ちにくくなってしまうことも。
台所で料理をしたいと言うなら、子どものやりたい欲を尊重して台所育児を積極的に取り入れてみましょう。最後まで一人でやり切れたら、子どもの大きな成長に繋がるはずです。