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就学前の過剰な子どもの甘えを大人はどう受け止めたらいい?

就学前の過剰な子どもの甘えを大人はどう受け止めたらいい?

こんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。

今回は、「就学前」についてのお話。10月に入り、運動会を終えて本格的に「就学」に向けて動き出したご家庭も多いのではないでしょうか?

それと併せて「子どもが精神的に不安定になった」「スキンシップをいつも以上に求めるようになった」などのお悩みを色々なところで相談されることが多くなりました。子どもが不安定になっている背景にはどのようなことが隠れているのでしょうか?


子どもの気持ちを理解する

就学前の子どもの心の中は、どの様な心情になっているのかを考えたことはありますか?

小学校へ入学するということは、環境が大きく変化することを指しています。私達大人は、様々な経験から環境への変化に対して免疫はついていますよね? それでも環境が変化することに対しては「不安」な部分が多くあると思います。経験や免疫のない子どもは、その何十倍もの不安を就学前の子どもは抱えているのです。兄姉が小学校で過ごしているのを生活を通して学んでいる子であれば、その不安は大きなものではありませんが、はじめての子だとしたら、見えないものの環境という恐怖を感じて、大人を求めてしまうことは仕方のないことなのかもしれません。

就学は「慣らし保育」と考える

保育園に入園させる前や、入園時に「ならし保育」というものがあったと思います。就学前はいわば「ならし保育」のようなもの。子どもは、見えない大きな不安とストレスを抱えていますので、スキンシップを求めたら、たくさん関わり、受け止めるようにしてあげてください。

たまに「年長なのに恥ずかしい」とスキンシップを拒んでしまう方もいるのですが、これはかえって逆効果です。子どもの満足がいくまでスキンシップをすると、子ども自身に「心の余裕」が生まれます。

「余裕」が生まれると、物事を前向きに捉えていく力がつきますので、ここで「小学校への楽しさ」などをつたえつつ、「ママ(パパ)はずっとそばにいるからね」「なにか不安なことがあったら、いつでも言ってね」などの声掛けをしていくと、ママ(パパ)の存在が安心する心の基地となり、心の「根っこ」が育っていきます。

休みの日や校庭開放など学校行事に積極的に参加をする

これも慣らし保育と同じことなのですが、小学校の行事に積極的に参加をすることも、子どもの不安を安心に変えることの1つになります。小学校の話をしても、行ったことのない場所へのイメージを想像させることはできません。

実際に小学校ヘ行き、校舎の雰囲気を肌で感じさせ、そこに集まる人(在校児童や先生)と積極的に関わることで、子どもはそこにいる「人」に慣れていきます。実際に入学した時に、見覚えのある顔の人がいることで、安心感を抱き学校に馴染めるようにもなります。

また、親が学校までの道のりを一緒に歩きながら、安全な道の選び方や、危険箇所などを教えていくといいと思います。子どもの通学ルートを一緒に歩くことで、子どもの安心安全を大人も目で見て学ぶことができるようにもなります。

今回は、就学児前の子どもについてお話させていただきました。

私も現場にいた時に、就学前になると嬉しいような不安なような表情や態度になる子どもをたくさん見てきました。「みんなが小学校へ行っても、保育園にはいつでも先生がいるから大丈夫だよ」と声を掛けると不安から安心に変わる子もいました。「そこに変わらない何か」があることで子ども自身は、安心感をいだき前向きに物事を捉えられるようになると思います。

ぜひ、お子さんが不安を感じている時は、たくさん向き合って、スキンシップを取り「小学校へ行くことが楽しいことなんだ!」と思えるような働きかけをしていってあげてくださいね。

河西 景翔

河西 景翔子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

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