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小学生になって言葉遣いが悪くなった……原因と指導方法とは?

小学生になって言葉遣いが悪くなった……原因と指導方法とは?

小学生になる前は、丁寧な言葉遣いだったのに……。小学生になり言葉遣いが悪くなると、親としては悩みますよね。今回は、小学生の言葉遣いが変わる原因と指導の仕方をご紹介します。

子供の言葉遣いが変わる原因は?

小学生になると親以外の影響も受けるようになっていきます。2015年に文化庁が行った調査によると、子供の言葉遣いに大きく影響を与える人やものは何か、という世論調査の第1位は「テレビ」で、81.4%と最も高くなっています。第2位は「母親」(72.3%)、第3位は「父親」(67.8%)、それから「友達」(63.4%)と続きます。

インターネットやゲームの影響は2015年では50%以下となっていますが、2021年の今は、テレビの代わりにもなりつつあるオンラインゲームやyoutube、SNSなどの影響も大きくなっていると考えられます。

小学生の言葉遣いが変わる外からの情報

アニメひとつにしても、年齢と共にNHKの幼児番組やアンパンマンからドラえもんに変わります。愛らしいキャラクターではありますが、ドラえもんのジャイアンなどのように、少し乱暴で高圧的な言葉遣いが出てきます。

小学校中高学年になると、テレビもアニメだけでなくお笑い番組やドラマなどを見る子供も増えていきます。そこで使われていた言葉遣いに面白さやかっこよさを求め、子供が真似をしてみることで言葉遣いが変わってしまったと感じられることもあります。youtubeやSNSで動画を見ていれば、さらに多くの言葉遣いがあることを知り、その影響を受けて言葉遣いに変化が現れているはずです。

子供の母親と父親

子供に大きな影響力を与えるのが母親と父親です。その見本とも言える親が、乱暴な言葉遣いや、嫌味な言葉遣いをしていると、子供はそれ自体が悪いことだと気付けません。大人は、内外など場を使い分けて話しているつもりでも、その曖昧な線引きがわからない子供には、これは使っていい言葉なんだと誤って認識されている可能性もあります。

大人がいない子供だけの環境

子供たちだけで遊ぶようになると、多少乱暴な言葉遣いをしても注意する人がいない状態が生まれます。そういう友人や先輩後輩関係の中で、言葉遣いが悪くなってしまうこともあります。

それでは、小学生の言葉遣いを指導するにはどうすれば良いのでしょうか。

小学生の言葉遣い指導に用いる「ふわふわ言葉」

小学生の言葉遣いの指導に用いられる言葉に、「ふわふわ言葉」「ちくちく言葉」というものがあります。ふわふわ言葉、ちくちく言葉とはどういう言葉なのでしょうか。以下の例を見てみましょう。

言われて嬉しい「ふわふわ言葉」

  • ありがとう
  • だいじょうぶ
  • いいね
  • 大好き
  • うれしい
  • たのしい
  • やったね
  • すごいね
  • よくがんばったね
  • かわいいね、かっこいいね
  • ごめんね

相手を傷つける「ちくちく言葉」

  • ばか
  • あほ
  • きらい
  • 泣き虫
  • 下手くそ
  • うざい
  • ムカつく
  • ブス
  • 死ね
  • 消えて
  • 一緒にあそんであげない

ふわふわ言葉は、言われて元気や勇気が出る言葉です。一方ちくちく言葉は、言われただけで辛く悲しい気持ちになる言葉です。

言葉遣い指導でのポイントは視点

この違いは、「視点」です。相手の気持ちを考えているのか、それとも相手の気持ちは考えずに、ただ自分が思ったことや感情をそのまま言葉にしているのか、という違いです。

●相手の立場に立ってから発言する

例えば目の前に大きな石があるのに、小学生の子供がそれにつまずいて転んでしまったら。「だいじょうぶ?」と「もーどじだなぁ」どちらも言葉を発する親には、子供を心配し、愛おしく思う気持ちが根底にありますが、言われた子供は「だいじょうぶ」と言葉をかけられた方が安心し元気が出るという仕組みです。

家庭でできる小学生の言葉遣い指導では、まず親が「ふわふわ言葉」を使えているか、「ちくちく言葉」になっていないかを確認することが重要です。

●ワークシートやロールプレイで考える

小学生の子供に言葉遣いを指導するなら、本や漫画、テレビなどを見ている時でも「ちくちく言葉」が出てきたら、「◯◯君は、こう言われたらどういう気持ちになる?」と一緒に考えるのもいいでしょう。

実際に「ふわふわ言葉」と「ちくちく言葉」の両方で言葉かけをし、子供自身にどう感じたかを体感させるのも指導になります。子供が書くことに抵抗がなければ、こう言われてこう感じたなど、学校や家庭での出来事を振り返ることで、より和やかな雰囲気を作るための言葉遣いを指導できるでしょう。

子供の未来のために、優しい言葉遣いで話そう

正しく優しい思いやりのある言葉遣いができる子供は、周囲に好かれ、愛されながら育つことができます。普段の何気ない言葉遣いから親が優しい「ふわふわ言葉」を遣い、子供が意識せずとも自然に相手を傷つけない言葉遣いができるように心がけましょう。

※参考元https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/pdf/h26_chosa_kekka.pdf

いろは

いろはライター・エディター

ASD、ADHD、LDの9歳男児、ASD、ADHD6歳女児と3人で暮らす。早稲田大学在学中に週刊誌の編集アシスタントを経験したことをきっかけに、今に至る。

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