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Column 絵本とボクと、ときどきパパ

こんなに!というくらい喜んでくれた息子。初のディズニーランドとねずみの絵本【Anneママの『絵本とボクと、ときどきパパ』】

2019.07.26

この連載は……
モデルのアンヌ(Anne)さんによる絵本紹介エッセイ。小学生の男の子ママでもあるアンヌさんは、出産をきっかけに絵本の世界に魅了され、いまでは息子さんだけでなく地域の読み聞かせ活動にも参加するほどの絵本好き。息子さんとの日々も綴ります。


初のディズニーランドとねずみの絵本

きっとみなさんは、少なくとも1回はディズニーランドにお子さんを連れて行ったことがありますよね。
でも我が家は、一度もありませんでした。

今となっては、「人でなし」ならぬ「親でなし」だったな、なんて思います。本当に、もっと早くに連れて行ってあげれば良かった。先日、初めて息子と行ってきたわけですが、息子の反応はというと、こんなに、というくらい喜んでくれたのです。何度も「ここは老若男女楽しめて、本当に良いところだね、こんなに楽しいところがあるなんて!ディズニーは天才だね」と。

ディズニーランド

私だって、昔に一度だけ親に連れて行ってもらったことがあります。でも、その当時は反抗期だっかからなのか、正直あまり楽しめず、退屈してしまい、それでもせっかく連れてきてくれた親のために楽しんでいる素ぶりだけはして、結局疲れたという記憶しか残っていません。なので、積極的にディズニーランドに息子を連れて行こうという気になれなかったのです。それに、パパはパパで、そもそも興味がないようでしたし、息子の方も自分からそのようなお願いをすることもなかったのです。そういうわけで、今まで、「乗り鉄」で京葉線に乗車しても、舞浜駅は素通りする駅でしかありませんでした。

それなのにどうしてディズニーランドに行くことになったかというと、こういうわけです。

翌日が学校の開校記念日だというある午後。息子が学校から帰ってランドセルを放るなり、「ママ!明日はディズニーランドに行く絶好のチャンスだよ!」と声を弾ませるのです。週末でも祝日でもない、平日。きっと空いているはずだと。クラスの仲間の男子たちがみんな行くらしい、自分も行きたい、と言うのです。もうこのくらいの歳になると、友達の影響は大きいようです。我が家でとうとうディズニーランドの話が出たという、まさかの記念日となりました。私は、気が動転していたのでしょう、即、ネットで入場券を購入したのは良いのですが、日付を間違えて購入していたので、入り口ですんなりバーコードスルーができず、出だしはイマイチでした。

でも、ディズニーランドの従業員さんは優しいですね。すぐに日付の変更をしてくれて、問題なく入場でき、ホッとしました。
中に入ると、私たちは、お決まりの「スペースマウンテン」や「ビックサンダーマウンテン」、「ホーンテッドマンション」や「スターツアーズ」もおおいに楽しみましたが、意外と気に入ったのが、「ピーターパン空の旅」。でも最終的には、息子のベストは「カリブの海賊」だったようで、3回も乗って帰りました。『ヒックとドラゴン』シリーズや、『小さなバイキング ビッケ』シリーズなど、海賊ものの物語を読みこんでいたからかもしれません。

絵本

というわけで、ミッキーマウスの国へ遊びに行ったのですが、「ミッキーの家」にも「フィルハーマジック」にも立ち寄らず、肝心のミッキーとの絡みをすっかり忘れていました。

なので、今回は、罪滅ぼしで、ネズミさんの絵本をご紹介します。ミッキーとネズミ、一緒にしたくない気持ちもありますが、こじつけてみました。

『ぐりとぐらのかいすいよく』(中川李枝子:さく、山脇百合子:え/福音館書店)。

ぐりとぐら

ミッキーもネズミだということを忘れてしまいますが、ぐりとぐらも考えてみたらネズミですね。浜辺で遊んでいると、ぶどう酒の瓶が流れてきて、中にメッセージが。読んでみると、うみぼうずからの招待状が入っています。「しんじゅとうへきてください」。真珠でできた灯台のランプの魅力的なこと!海坊主に教わる泳ぎが楽しいこと!4才から。

『ウィリーをすくえ!チム川へいく』(ジュディ・ブルック:作・絵/童話館出版)

ウィリーをすくえ

かえるのウィリーがドブネズミの悪党どもにさらわれてしまったので、友だちと助けに行く勇敢なネズミのチムの物語です。イカダに乗って忍び込むドブネズミの船は、まさにおっかない海賊船ごとき。スリリングな展開ですが、小さい子も楽しめる優しい語り口です。

『番ネズミのヤカちゃん』(リチャード・ウィルバー:さく/福音館書店)。

番ねずみ

これは絵本というより読み物ですが、長めのお話が聞けるなら4歳ぐらいからでも十分楽しめると思います。我が家では、暗唱できるくらい繰り返し読んだ、思い出の本です。お母さんネズミと4匹の子ネズミ兄弟が、家主の人間に気づかれないようにひっそりと暮らそうと頑張りますが、なにせ4匹目のヤカちゃんの声が大きい。どうしたってドタバタ劇は免れず、ハプニングは次から次へと起こります。でもそんなある日、その声のお陰で思いがけない展開へ…。

夏休みはフランスに行くので、次はユーロディズニーでミッキーに会ってこようかという話をしましたが、どうやら猛暑でそれどころではなくなりそうです。

では、ボンヌ・ヴァカンス!
(Anne)

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Anne (アンヌ)

モデル・絵本ソムリエ。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 国内外のショーやファッション誌を多数経験。映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆も手がける。 出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動中。 6歳までに息子に読んで聞かせた本は793冊1202話。 現在所持する絵本も約1000冊という無類の絵本好き。


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