連載:オ イッチ ニー 0・1・2 歳向け GW明けに体調を崩さないために、012歳のママが気をつけたい4つのこと
保育園に入ったら気をつけたい、休日の過こしかた
春から保育園生活がスタートした0・1・2歳さんは多いはず。
仕事復帰したママにとって、「病気しないで元気に通ってほしい」のは共通する思いですよね。
「保育園は子ども同士が一緒に過ごす時間が長くて濃厚なので、どうしてもかぜなどの感染症にかかりやすくなります。特に最初は休むことが多くて悲しくなるかもしれませんが、あせらず予防できることから始めてみましょう」と、聖路加国際病院・小児科医長の草川功先生。
感染症を防ぐには、基本的に“体力”が必要。疲れていると免疫機能が低下するのに加えて、泣くことが多くなり↓鼻水を介して感染症の原因である、ウイルスや細菌が侵入しやすくなる↓鼻が詰まると食べづらい、眠れない↓さらに疲れて病気をもらってしまう…という悪循環に。
「意識して休日はゆっくり体を休ませてあげられるといいですね。平日のリズムを崩さないようにすることも大事。みんなで上手に防いでいきましょう」
POINT-1 土日のどちらかは家でゆっくり
保育園に通っていると一緒に過ごす時間が短いので、週末はどこかに連れて行ってあげたくなるかもしれません。
大人が働いて疲れているように、元気に見えても子どもも一週間の集団生活で疲れをためています。預け始めのときは土日の両日とも、慣れてきてもどちらかはゆっくり過ごして体調を整えることを考えましょう。
GW明けは病気をしやすいとき。泊まりがけのおでかけは予定を詰め込みすぎず、行った先でゆっくりを心がけて。
POINT-2 おでかけはお昼寝時間を考えて
保育園では規則正しいリズムで生活しています。
体が慣れているので、子どもにとっては週末も同じリズムで生活できるとラクです。
ポイントはお昼寝の時間。保育園では何時頃に寝ているかを意識し、できるだけ合わせてあげましょう。
おでかけすると移動時間に寝ることが多いので、朝早めに出て、帰りの移動をお昼寝に合わせるなど工夫を。
2歳を過ぎるとお昼寝をしたがらない子もいますが、その場合は夜早めに寝かせてあげて。
POINT-3 朝は多少遅く起きても大丈夫
休日にはママも少し寝坊したいはず。
平日と同じリズムが理想ですが、疲れをとるために、朝、多少のんびりするのはかまいません。
子どもは先に起きてひとりで遊んでいるかもしれませんが、大人と同じように寝ているなら少し長く寝かせてあげましょう。疲れていて睡眠を欲していることもあります。
POINT-4 外出先のオムツ替えに注意
保育園ではインフルエンザや夏のかぜなど感染者が出ると掲示板で知らせてくれることが多いのでチェックする習慣を。
流行時はいつも以上に休日の体調管理に気を配りましょう。
ウイルスや細菌は便を通じてうつりやすいので、外出先でのオムツ替えは要注意。
家を出る前にオムツ替えをしておき、なるべく早く帰宅を。
東京・築地にある聖路加国際病院の小児科医長。おだやかな口調とやさしい笑顔は『すくすく子育て』(NHK Eテレ)などさまざまなメディアでおなじみ。
(Hanakoママ50号より)
Hanakoママでは草川功先生と一緒に、働くママのための「子どもの病気ガイド(仮)」を制作中です。9月発売予定、お楽しみに!