
連載:オ イッチ ニー 0・1・2 歳向け 14の質問であなたの回復力がわかる!「エゴレジパワー」チェックリスト
大掃除も帰省ブルーも、エゴレジパワーでピンチを乗り起きる!

掃除、帰省、ママ友との宴会など一年で最も忙しい季節。
何かとストレスがあってピンチ! と感じるときは「エゴ・レジリエンス」の考え方を取り入れてみましょう。
「我慢してでも頑張ろうとするオーバーコントロールの状態だったり、すべて投げ出したいアンダーコントロールの状態のときに強いストレスを感じるもの。そのバランスを整えて元気な自分になるために必要なのがエゴレジ(メゲたときの心の回復力)です。ポイントは3つ。物事を柔軟に考えるクセをつける。どんなことにも好奇心を持つ。立ち直ろうとする気持ちを大事にすること」と、心理学博士の小野寺敦子先生。
シーンに合わせてエゴレジ的対処法のヒントを紹介してもらったので参考にして。
目白大学人間学部心理カウンセリング学科教授。心理学博士。『「エゴ・レジリエンス」でメゲない自分をつくる本』(一藝社)、『親と子の生涯発達心理学』(勁草書房)など著書多数。
まずはあなたの「エゴレジ」力をチェック!
14の質問にあてはまる点数を合計してみよう!
全くあてはまらない…1点 あまりあてはまらない…2点 かなりあてはまる…3点 非常にあてはまる…4点
01.友人に対して寛大
02.傷ついても立ち直りが早い
03.慣れていないことも楽しんで取り組める
04.人に好印象を与えることができる
05.新しい食べものを試すのが好き
06.エネルギッシュな人だと思われている
07.いつもと違う道を通るのが好き
08.人より好奇心が強いと思う
09.自分のまわりには感じのいい人が多い
10.何かをする時、たくさんアイデアが浮かぶ
11.新しいことをするのが好き
12.日々のなかで面白いと感じることが多い
13.打たれ強いタイプだと思う
14.腹を立ててもすぐに機嫌がなおる
合計点数でエゴレジ度を判定!
47点以上超パワフル 37〜46点かなり高め 27〜36点まあまあエゴレジ 21〜26点ちょっと低め 20点以下超低め
シーン別、ストレスとの付き合い方
【シーン1】子どものお世話も大変なのに、なぜ私だけが大掃除を?(夫へのストレス)
「絶対にすべき」と考えないで、柔軟に対応していこう
「年末だから絶対に大掃除しなきゃいけない」と決めつけると苦しくなります。子どもも小さいし、全部は無理。キッチンだけ、靴箱だけなどできる範囲でいいと思えば気がラクに。
男性はこだわる人が多く、一カ所なら丹念にやってくれることも。
「パパが磨いてくれたからレンジフードがピカピカ」とほめれば、もっと掃除したいと思うかも。ダメなら子どもと遊んでもらうなど、「(夫に手伝わせる)方法は一つじゃない」と柔軟に考えて。
【シーン2】子育ての考え方が違う。夫の実家への帰省はちょっと憂うつです(義母へのストレス)
「帰省は旅」と割り切って、好奇心を働かせてみよう
結婚して数年であれば、まだ夫の両親とのつきあいも浅く、他人といってもいいような関係。義母も孫を大事に思ってくれるがゆえなので、時が経てば理解し合えるようになるかもしれません。
あまり「憂うつ」「イヤ」などと思い込むと余計に苦痛になるので、帰省中は義母の意見に合わせる。
いっぽうで、「帰省は旅行」と考えて初詣に出かけたり、お土産選びにこだわったり、楽しいことに好奇心を働かせてみましょう。
【シーン3】親子パーティーが盛ん。ママ友づきあいが苦手であまり参加したくない…(ママ友へのストレス)
「苦手]と決めつけないで、楽しむ方法を考えよう
いろんな人と関わるなかで子どもの個性や感情は育っていきます。同じような悩みを持つママと出会えることもあるもの。
「苦手」と決めつけないで、「誘われたらチャレンジしてみよう」と思えるといいですね。どうしてもママ友とのおしゃべりが苦手なら、子どもたちの輪のなかに入って一緒に遊ぶという方法も。
「今日はいろんな子どもとふれあうことができて面白かった」とプラスの感情が残ればしめたもの。
(Hanakoママ58号より)