
連載:オ イッチ ニー 0・1・2 歳向け お便り、献立表、いつ捨てる? すっきり片付く「紙もの」4つの整理術
保育園から持ち帰る“紙もの”整理術

保育園からの配布物といえば、毎月の「園だより」「給食献立表」や「行事のお知らせ」。さらに子どもが作った「制作物」や「プリント写真」など、紙ものがメイン。
「忙しいからあとでチェックしようと置きっぱなしにすると、あちこちにたまってストレスのもと。早いうちに整理のルールを決めて、管理しやすい環境を作っておきましょう」と、自身も2人の子どもを保育園に通わせた古堅純子さん。
ポイントはパパにもできるシンプルなルールにして、片付けそのものに時間をかけないこと。
「お便りはいずれ捨てるもの。きれいなファイリングやラベルは不要です。おすすめは箱を利用して整理すること。ざっくりひとつにまとめ、定位置を決めるとスッキリします。たとえば、制作物は『上手にできたね』と子どもとコミュニケーションしながら保管。振り返ると案外そういうことが思い出になるので、メリハリをつけながら習慣に!」
スッキリ片付けるためのポイントは
1.シンプルなルールにする 2.時間のかからない方法に 3.パパにもやってもらう。
では、古堅さんおすすめの整理術をご紹介!
【Recommend-1】
毎日確認したい予定表や給食献立表は、動線上の扉の内側に
お便りを貼るといえば冷蔵庫の扉が定番。手軽だけど、それだけにたまりやすく、乱雑になるので注意。
「私のおすすめは、たとえば玄関からリビングに行く途中にある収納扉の内側。何度も行き来する動線上に1 カ月の予定表や給食献立表を貼っておけば、気になるときにサッと確認できます」。
翌月には貼り替えてリセット。扉の内側なら見た目も気になりません。
【Recommend-2】
捨てていいのかどうか迷ってしまうお便りはとりあえず箱に仮置き
「迷うものは不要なものという人もいますが、それは必要なものが明確にわかっている場合。保育園に通いはじめたばかりでは判断がつかないことも多いので、とりあえず置いておくための箱があると便利です」。
古新聞を回収日までためておくイメージで、フタのない箱のほうが意識しやすい。2 、3 カ月に一度は確認し、不要と判断したら捨てるルールに。
【Recommend-3】
子どもの制作物はかけがえのない思い出 親子で一緒に保管
制作物は最も悩ましいものかも。思い出になるとはいえ、増えていくのは明白。「こっそり捨てるという人もいますが、『たくさん作ったね。えらいね』と、ほめて大事に保管したほうが、子どもも親も嬉しいはず」。
大きめの箱にまとめ、収納できないほどになったら思い出の更新も必要。「これとあれ、どっちを残す?」と子どもと一緒に相談しながら整理しよう。
【Recommend-4】
プリント写真はアルバムに貼る前にひとまずためておく
プリント写真は使われなくなったけれど、それでもたまってくるとアルバムを用意したくなるもの。
「写真が増えたからアルバムを買うというのは、ものが増えたから収納家具を買うのと同じ。アルバムに貼ると捨てにくくなるので注意」。
ひとまず箱にためておき、いい写真だけを厳選すれば半数ほどになる。靴の箱は、写真サイズに合うので一時収納に便利。
幸せ住空間セラピスト。個人宅の整理収納コンサルティングをはじめ、テレビ、雑誌などで活躍。『古堅式 片付けられる子どもの育て方』(小学館)など著書多数。
(Hanakoママ62号より)