
連載:オ イッチ ニー 0・1・2 歳向け ママが孤立しないために。家庭・保育園以外の場所、「サードプレイス」の見つけ方
家庭・保育園にプラスワン! 子育ての「サードプレイス」を見つけよう
「サードプレイス」とは、自宅や職場とは別にある、第三の「自分が落ち着ける場所」。子育てにおいても、家庭と保育園に加え、さらにもう一カ所の「子育てを誰かと共有できる場所」を見つけてみませんか?

「働くママこそ、サードプレイスを」と話してくれたのは、保健学博士の星山麻木先生。
「子育てを頑張っていると、ときに行き詰まるときがあるのは当たり前。人間が人間らしく子育てをしていくためには、同年代の子を持つ親同士の繋がり……つまりママ友ですね、それに地域の繋がりが不可欠なんです。子ども同士、ママ同士が競ったり比べたりする関係ではなく、一緒に楽しいことやつらいことを“共有”“共感”できるといいですね。
仕事をしていると、地域との関わりも少なくなりがちかもしれません。だからこそ、意識して自分からコミュニティを見つけにいくつもりで。ママ自身をひとりぼっちにしないことが何より大切です」
「サードプレイス」を見つけるポイント3
ママが笑顔になれる場所
ママ自身がそこにいて、リラックスできますか? まずはママが楽しい、嬉しいと感じていれば、子どももそれを見て、ハッピーを自然と共有します。
「できる、できない」で物事を見ない
幼児教育やレッスンは、それ自体が目的であればいいのですが、「サードプレイス」としては不向きかも。「うちの子もできるかな?」「できなかった…」と不安な気持ちから切り離せる場を見つけて。
あたたかいコミュニティであること
ママ自身がよその子を、よそのママがうちの子を……と、自然にほかの子どもに目を向けられると、お互いがさらにリラックスできます。ひとりずつ違う子どもの個性をみんなで受け入れる場が理想。
たとえば、こんなスポット!
ボーネルンド トット・ガーデン イオンモール八千代緑が丘店


遊び場には、子育てや遊びについて相談できるプレイサポーターが常駐。また親子でスキンシップをはかりながら、ボールやパペットなどのおもちゃ、歌、動きの中で発達や子育てを学ぶ「プレイエデュケーターワークショップ」を実施。子どもとの遊びを通じて、ママ自身も認定証を取得できます。
【ボーネルンド トット・ガーデン イオンモール八千代緑が丘店】
住所:千葉県八千代市緑が丘2-1-3 イオンモール八千代緑が丘店4F Tel.047-409-5707
営業時間: 10:00~19:00(遊び場は18:30最終受付)
かぞくのアトリエ( 渋谷区こども・親子支援センター)

地域に密着しながら、子どもたちの感性や創造力を育むとともに、親同士の交流や親子の成長を支援する施設。アートや音楽など感性を生かしたイベントやスクール、手仕事体験など、親子で参加できる教室も多数実施しています。
【かぞくのアトリエ( 渋谷区こども・親子支援センター)】
住所:東京都渋谷区代々木2-32-5 Tel.03-6276-5521
開館時間: 9:30~17:30 休日・月曜、祝日、年末年始
にこてらす( 瀬谷区地域子育て支援拠点)

0~3歳を中心に、親子が遊び、交流を楽しめる子育て支援施設。おもちゃや絵本、どろんこ遊びや水遊びができる庭も。保育士、助産師、障がい児を育てた先輩ママによる相談員がおり、子育ての相談にものってもらえます。
【にこてらす( 瀬谷区地域子育て支援拠点)】
住所:神奈川県横浜市瀬谷区二ツ橋町469 せやまる・ふれあい館1F Tel.045-391-8316
開館時間: 9:30~15:30 休日・月曜、祝日、年末年始
保健学博士。明星大学教育学部教育学科教授。(社)こども家族早期発達支援学会会長。日本音楽療法学会認定音楽療法士でもあり、音楽療法を取り入れた親子のワークショップにも尽力。YouTubeにてパペットムービー「星と虹色な子どもたち」を公開。Hanakoママウェブでは、ママのためのカウンセリングを連載中。
https://hanakomama.jp/keywords/topics-12429/
(Hanakoママ67号より)