
連載:オ イッチ ニー 0・1・2 歳向け 両手のグーで作る「どびんと湯のみ」。親子で手影絵に挑戦!
想像力を豊かにする、手影絵で遊ぼう!
特別な道具がなくてもママの手と光だけでできるのが手影絵のいいところ。まずは“グー”や“パー”の影を映し、「ほら、何かあるよ」と声をかけてみましょう。影を大きくしたり、小さくしたり、たまにチョキを映すと、「あれ? なんだろう」と興味津々の顔に。そうなったらしめたもの! “いぬ”や“きつね”など初めてのママにも簡単にできる手影絵を作って遊んでみましょう。影は黒色だけの世界。子どもはいっしょうけんめい想像力を広げながら見ています。「ワンワンだね」「コンコンきつねさん」など効果音(ママの声)を入れて盛り上げて。ここでは小さな子どもに人気の6つをご紹介します。

いぬ
親指を立てて両手をクロス。小指を動かしながら「ワンワン」。上を向かせて「わおーん」と遠吠えも。

きつね
中指と薬指を親指に合わせ、小指と人差し指を立てます。

かめ
人差し指の上に丸めた中指を乗せ(顔)、もう一方の手のグーを手の甲の上に置きます(甲羅)。

とり
両手の4本の指をそろえて伸ばし、親指をクロス。「カー」と鳴けばカラス、「ポッポ」なら鳩。いろんな鳥になります。

どびんと湯のみ
両手のグーを合わせ、人差し指は先を合わせます。片方の親指をフタのつまみ、片方を注ぎ口にして「ジャー」。湯のみはパーの上にグーで「ゴクゴク」。親子で遊べます。
こんなシーンで使ってみよう!

おでかけのぐずり対策に
天気のいい日は外でやってみましょう。太陽を背にして手影絵をすると道路に黒い影がくっきり。荷物を増やさずできるから、ベビーカーで移動中やバス待ちのぐずり対策としてもお役立ち。動物の影が動き出すとゴキゲンに!

童謡に合わせて
就寝前もおすすめ。部屋を暗くして布団に入ったら天井がスクリーン。光はスマホのライトが便利です。『ことりのうた』『子ぎつね』など手影絵にあう童謡を子守唄に。影の動きと歌をスローテンポにして眠りに誘ってあげましょう。

しつけの秘密技にも!
ママの話を聞いてくれないときは、影絵に言わせて注意を引くのも効果的。動物の影絵を映しながら「おかたづけできたかな」「ごはん全部食べたかな」。部屋を暗くしなくても影が映りやすい場所を上手に使って試してみて。
影絵専門劇団「かかし座」のメンバーとして、『星の王子さま』(YouTubeにダイジェスト版あり)など数々の舞台を経験。3歳、5歳の2児のママ。
(Hanakoママ35号より)