
連載:サン シー ゴー 3・4・5 歳向け 子どもはどうして怒るの? イライラをコントロールするための3つのポイント
怒りを上手にコントロール。子どものイライラにはこう対処する!

3〜5歳は、友達づきあいが広がり、急速に社会性が育っていく時期。その分、おもちゃの取り合いや順番の割り込みなど、友達や兄弟と衝突する機会も増えてきます。
カッとして手を出したり、癇癪(かんしゃく)を起こしてパニックに陥ったり。そんなとき、ママはどうしたらいいのでしょう。
アンガーマネジメントキッズインストラクターの森なつきさんに聞きました。
「大人でも、カッとして言った一言で人間関係を損ねたり、ひどいときは仕事や地位を失うことも。怒りは誰にでもある感情。怒りを無理に消す必要はありませんが、上手に怒りましょうというのがアンガーマネジメントです」と森さん。
今回は、ママと子どもが怒りを上手にコントロールするためのポイントをご紹介します。
POINT-1 気持ちを言葉で表す
子どもは自分の気持ちを言葉でうまく表現できません。怒っているように見えても、実は、不安や恥ずかしいだけのことも。
「今どんな気持ち?」「悲しいんだね」「不安なんだね」と言葉にしてあげることで、怒りではなく言葉で気持ちを示せるように。
POINT-2 怒りの後ろにある気持ちを知る
朝保育園に行く前にぐずぐずと不機嫌なのは、お気に入りの靴が汚れているからなのかも。
「早くしなさい!」と怒鳴る前に本当の気持ちは何なのかな? と考えてあげて。
POINT-3 怒るときのルールを決める
どんなにイライラしても、(1)人を傷つけない、(2)自分を傷つけない(自分を責めない)、(3)物を壊さない、この3つだけは守ると子どもと約束しましょう。
[ 教えてくれた人 ] 森 なつきさん
税理士・社会保険労務士。3 児の子育てをきっかけに、アンガーマネジメントを勉強。アンガーマネジメントキッズインストラクターとして幼稚園や学校などで子ども向けの講座を実施している。
税理士・社会保険労務士。3 児の子育てをきっかけに、アンガーマネジメントを勉強。アンガーマネジメントキッズインストラクターとして幼稚園や学校などで子ども向けの講座を実施している。
編集・文〇石井栄子
(Hanakoママ48号より)