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3・4・5 歳向け1月11日は「鏡開き」。子どもと行事を楽しむには?

2016.01.09

今月のテーマは「日本の行事を楽しもう」

子どもに伝えたい、日本の文化と親の愛情。

元旦にはおせち料理、1月7日は七草粥。冬休みは家族そろって日本の行事を満喫したのでは? この機会に日本の行事を見直してみましょう。

「行事を伝えることは、日本文化だけでなく、親から子への愛情を伝えること」
と和文化研究家の三浦康子さん。たとえばお雛様も鯉のぼりも、子どもの幸せを願う気持ちを行事という形にしたもの。「行事を楽しむことで、親子の絆を深め、子どもの中に日本人としての根っこが育ちます」

行事は季節のめぐりとともに繰り返されるもの。毎年その時期がくるたびに、あの時はこんなことをしたよね~と、家族の楽しかった思い出も蘇ります。親に愛されたたくさんの思い出は子どもにとってかけがえのない宝物に。「だからこそ、ぜひ日常生活に行事を取り入れて」。

もちろん、行事がストレスになったのでは本末転倒。「行事は『やらなければ』ではなく、楽しむことがいちばん大切です。行事にちなんだ食べ物を、いっしょに食べるだけでもかまいません。できることから少しずつやってみてくださいね」。

まず食べることから、ですね。

由来を知るともっと楽しい!

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【 鏡開き 】 1月11日
お正月の間、年神様にお供えしていた鏡餅を食べて一年を幸せに過ごす力をさずけてもらうという行事です。年神様は刃物を嫌うので、包丁を使わず、手や木槌でお餅を割り、縁起よく「開く」と言うようになりました。小さく割った鏡餅は、お雑煮にして食べたり、油で揚げて醤油をかけたかきもちにして食べます。

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【 節分 】 2月3日
昔は一年が春から始まっていたので、立春の前日の節分は、大晦日のようなもの。新春に向けて、悪いことを引き起こす邪気や冬の寒気を払うために豆まきをするのです。「鬼はそと!」「福は内!」と豆をまき、豆まきが終わったら、自分の年プラス1個分の福豆を食べて、1年の無病息災を祈ります。

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【 桃の節句 】 3月3日
桃の節句の別名「雛祭り」は、ひな人形を飾って女の子の健やかな成長と幸せを願う行事。もともとは、性別や年齢を問わず幸せを願う邪気払いの行事でした。最初は紙製のひな人形に自分のケガレを移して川に流していましたが、人形作りの技術が発達してだんだん豪華になり、川に流さず家に飾るようになりました。

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【 端午の節句 】 5月5日
子どもたちの健やかな成長を願う日です。五月人形や、鯉のぼりを飾るご家庭も多いでしょう。菖蒲の葉をお風呂に入れる菖蒲湯は、菖蒲の強い香りで邪気を払います。餡餅を柏の葉で包んだのが柏餅。柏の葉は新しい葉が出るまで古い葉が落ちないので、子孫繁栄の願いを込めて、端午の節句に食べるようになりました。

[ 教えてくれた人 ]和文化研究家 三浦康子さん
順天堂大学非常勤講師。「行事育」を提唱しテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などで活躍中。著書『和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)など。http://wa-bunka.com
イラスト〇別府麻衣 編集・文〇石井栄子
(Hanakoママ35号より)

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