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Column サン シー ゴー

取材エピソード子どもはみんな科学者のタマゴ。我が子の「科学の芽」を伸ばすには?

2017.10.29

文系ママでも楽しめる! 台所で子どもと実験してみよう!

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新聞の図書紹介のコーナーが好きで、掲載された本をつい買ってしまいます。今回345で取り上げた『「食べられる」科学実験セレクション』もそんな本の一つ。

理系は大の苦手ですが、実験はなんだか楽しそう。しかも「食べられる」ときたら俄然興味が湧いてきます。当然、ポチっと購入。

あ~ら不思議、白身と黄身が逆になったゆで卵ってこうやって作るのね! グミって家で作れるの!? 堅いお肉もこうやったら柔らかくなるんだ! これはもう実験というよりお料理ですよね。

「その通り。お料理と実験は似ているんですよ」と著者の尾嶋好美先生。本があまりにも面白かったので、今回取材させていただいたのです。

「世の中にある子ども向けの実験本って男性が書いたものが多くて、掲載されている実験もレモン電池とか、ペットボトルで作るロケットとか、ちょっと文系ママにはハードルが高い。そうではなくて、生活の中で気軽に楽しめる実験を集めてみました」と尾嶋先生。

実は尾嶋先生は男女2人のママ。だからこその発想で、この本が誕生したんですね!

ところで、理系のジャンルは苦手というママって多いと思いますが、いつから苦手意識が出てくるのでしょう。

「どうして空は青いの? どうしてお月様はついてくるの? など、子どものなぜなぜ攻撃に困らされたママは多いはず。でも、なぜ?と思うことこそが科学の芽。つまり、小さい頃はみんな理系の素質を持っていたはずなんです。でも、学校に行くようになると、単に知識として覚えるために実験をしたり、数式を暗記しようとするから科学がつまらなくなるのかもしれません」

たとえば、教科書的に「過酸化水素水に二酸化マンガンを入れると酸素が発生する」と言われてそれをただ暗記するのは楽しくありませんが、本記事で紹介したように、「ブドウジュースに重曹を入れてクエン酸を混ぜると泡が出た!」という実験なら、科学の不思議を楽しめそう。家庭で簡単に挑戦できるのも嬉しいですよね。

「難しい理屈はあとになって勉強するのでもいい。小さいうちは、いろいろなことに興味を持って、実際に手を動かして体験することが大事」と尾嶋先生。

「実験の結果もインターネットで調べればすぐに出てきます。でも、結果だけみて、あ、そうなんだと納得するのではなく、体験させてあげてほしい」

実験の撮影では、いとちゃんうりちゃん姉妹が、協力してくれました。ブドウジュースから泡が出たときのびっくりした顔、トマトの入った容器に砂糖を入れて、ゆっくりとトマトが浮かんでくるのを見守る真剣な目。

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子どもって本当に、みんな科学の芽を持っているんだな、と実感させられました。

尾嶋先生のた『「食べられる」科学実験セレクション』には、他にもたくさん実験が紹介されています。子ども達からの「なぜなぜ攻撃」にもちゃんと答えられるよう、詳しい解説もあります。ぜひおススメしたい一冊です。

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『「食べられる」科学実験セレクション』
http://sciencei.sbcr.jp/archives/2017/07/_1_1000_4_20177.html

※本記事はこちらで読めます!

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石井 栄子(いしい・えいこ)

3児のママとライターを両立してン十年。『Hanakoママ』では3歳〜5歳向けの「3・4・5」を担当。ようやく子どもたちの手が離れ、趣味に飲み会にと羽を伸ばし中。今ハマっているのはオンライン英会話。もう英語で話しかけられても怖くない!のがささやかな自慢!

写真:戸井田夏子

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