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幼児教育の専門家に聞きました。カルタ遊びのポイント5つ

2019.01.04

お正月は家族で楽しく。カルタで遊ぼ!

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年の初めは家族でカルタ遊びが楽しいですね。どんなふうに使えばより楽しめるか、子どもの発達に詳しい大宮明子さんに聞きました。

「カルタで文字を覚えさせようと思わないこと。かるたをやると楽しい、楽しいから自然に文字も覚えていたというのが理想。文字がまだ読めないなら、『赤い服を着たうさぎさんはどれ?』のように絵探しカードとして遊んでも。これは、読み手の言葉を聞き、理解して行動するという訓練に。人の話を聞くことはコミュニケーションの基本であり、小学校に入ってからも必要な力です。」

負けるとかんしゃくを起こしたり、ズルをしたり、ケンカなどトラブルになることも。こんなときはどうしたら? 

「『勝ってよかったね』ではなく、『いっしょに遊べて楽しかったね』と声をかける。ズルをする子には『ダメ』と言うよりも、『それではみんなが楽しくないよね』と、楽しい?をキーワードに声がけを考えて。上の子にハンデをつける場合は、『お兄ちゃんだからがまんしなさい』ではなく『お兄ちゃんは強いからできるよね』と、子どもの自尊心を満たす声がけを」

カルタや絵探しができるアプリもあります。移動中や子どもがぐずったときなどに重宝するものですが、「ひとりで遊ばせっぱなしにせず親もいっしょに楽しんで。使う前に、子どもにふさわしいものかどうかチェックすることも大事です」。

カルタ遊びのポイント5つ

1.お勉強よりまず遊び

ママの「文字を覚えさせよう」という気持ちを子どもは敏感に察知。お勉強モードではなく遊びとして楽しもう。

2.キーワードは”楽しい”こと

ルール破りやケンカになったら「みんなが楽しくなるにはどうしたらいい?」と問いかけて。

3.えさがしで育つ聞く力

文字が読めない3〜4歳の子も絵探しなら楽しめる。読み手の声を集中して聞く力、判断力も育つ。

4.アプリは内容を確認して

騒々しい背景音は集中力の妨げに、強烈な色使いは視力の低下を招きます。使われている言葉は適切かも確認して。

5.かち負けなんか気にしない

親がわざと負けても見抜かれる。「勝ってよかったね」ではなく、「みんなと楽しめてよかったね」と声がけする。

子どもと楽しめるかるた

昔の知恵がつまっている 『ことわざかるた』 奥野かるた店

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知らず知らずのうちにことわざを覚えます。シンプルな絵がお洒落で大人も楽しめそう。

防災のことを楽しく覚える 『なまずんかるた』 オルウィン株式会社 

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「こんなときはどうしたらいい?」と会話しながら命を守る知恵を身につけます。

正しい生活習慣が身につく 『せいかつかるた』 銀鳥産業

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「けんかのあとはごめんなさいでなかなおり」など基本的な生活習慣やマナーを学べます。

[ 教えてくれた人 ]大宮明子先生
十文字学園女子大学人間生活学部幼児教育学科教授。博士(人文科学)。専門は発達心理学・認知心理学。論理的思考の発達過程などを研究。
イラスト〇sakai yoko 編集・文〇石井栄子
(Hanakoママ58号より)

※この記事は2017年12月28日に掲載されたものです。