
連載:サン シー ゴー 血が止まらないときはどうする? 知っておきたい応急手当・1
備えあれば憂いなし! 知っておきたい応急手当・その1
そろそろ外遊びが楽しくなる季節。子どもがケガをする機会も増えそうです。
子どもの安全に詳しい遠藤登さんに、応急手当の方法を聞きました。最低限、備えておきたいファストエイドキット(応急セット)も要チェック!
手に負えないと思ったら、迷わず病院に連絡することも賢い手当法です。
よくあるけがの対処法・1
Q.「転んですりむいた!」というときは?
A.傷口を洗って保護します
傷口の汚れと雑菌を流水で洗い落とします。止血が必要なら滅菌ガーゼで保護。小さな傷なら絆創膏を貼るだけでもOK。
湿潤タイプの絆創膏を使うと傷あとが残りにくくなります。滅菌ガーゼは取れないようにサージカルテープを貼って固定しましょう。
Q.「血が止まらない!」というときは?

A.圧迫止血をします
傷口を洗って滅菌ガーゼを当てた上から5 分くらい手のひらで強く押さえます(圧迫止血)。出血が多い場合は新たなガーゼを上から重ねます。
止まったらネット包帯で固定して病院へ。鼻血の場合は、下を向かせ、親指と人差し指で小鼻を押さえます。滅菌ガーゼを子どもが押し込まないよう大きめに丸めて鼻に詰めてもいい。
[ 教えてくれた人 ] 遠藤登さん
保育士(保育所園長職歴10年)、小児応急救護インストラクター。株式会社保育安全のかたち代表取締役。著書に『保育救命-保育者のための安心安全ガイド』(株式会社メイト刊)。
保育士(保育所園長職歴10年)、小児応急救護インストラクター。株式会社保育安全のかたち代表取締役。著書に『保育救命-保育者のための安心安全ガイド』(株式会社メイト刊)。
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イラスト〇三好未菜 編集・文〇石井栄子
(Hanakoママ61号より)
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