
連載:サン シー ゴー 取材エピソード ポニーテールで命拾い!? 子どもの転倒、私の場合
転倒、転落、ケガ……。わが家の3児が無事育ったのは奇跡!?
今回の345の本記事では、応急手当の方法を聞きました。
お聞きした遠藤登氏は、保育士や保育園の園長を長くされていたのですが、保育中、突発性の病気で心肺停止になった園児を救えなかった経験から、「株式会社保育安全のかたち」を立ち上げ、子どもを対象とした救命処置法の普及活動を始めたそうです。
お話を聞くうちに思い出したのが、わが子3人の保育園や学校での事故のこと。
まず、一番上の長女。
小学校1年のある昼休み、走ってきた小学6年生の男の子と衝突し、体の小さな長女は吹っ飛んで転倒。コンクリートの地面に後頭部を打ちつけ嘔吐。クライアントさんと打ち合わせ中の私の携帯電話に学校から連絡があり、電車に飛び乗って病院に直行したのでした。
今思い出しても血の気が引くのですが、娘は無事。1日の入院で帰宅できました。その日たまたま、髪の毛をポニーテールにしていたのですが「それがクッションになったのでは」と先生に言われ、思わず「神様ありがとう!!」と心の中で叫びました……。
次に真ん中の長男。
保育園の年少さんの頃、室内で大型の積み木を積み上げ、その上によじ登ったのですが、積み木が崩れて転落。これまた後頭部を強打。保母さんによると、みるみる顔色が真っ赤な色に変わっていったといいます。職場に連絡があり、保育園に駆け付けたときには顔色ももとにもどり、すっかり元気になっていてほっとしたのでした。
そして3人目、次男の場合。
園庭で鬼ごっこをしていてつまずいて、転んだところがちょうど手洗い場のコンクリートの角。額を打ちつけて、3針ほど縫うけがをしたのでした。このときも仕事場に電話がかかってきて、すわ一大事!とばかり病院に直行。
黒い縫い糸が痛々しかったのですが、本人はケロッとしていてひと安心。この次男も今や高校2年生。縫った傷もほとんどわかりません。
考えてみたら、子どもたちが無事にすくすく育ったのは奇跡のような気もしてきます。神様本当にありがとう……。
さて、わが家の救急箱の中身を見てみると
せっかく遠藤先生にファストエイドについて聞いたので、この機会に、わが家の救急箱の中身もチェックしてみました。
かつて会社員をしていたン十年前、福利厚生の一環なのか会社からいただいた木製の救急箱。年代を感じます……。
パカッと開けると、あら、ごっちゃごちゃ。

無造作につっこんであるピンクのチューブは、すでに成人した娘が赤ちゃんの頃に皮膚科でよくもらっていた保湿クリーム。そのほか、消費期限を軽く10年は超えるうがい薬や虫刺され薬、ホウ酸、干からびた湿布薬、もはやウエットではないウエットティッシュ……。
使えそうなのはバンドエイドと風邪薬だけ。体温計も入っていたはずなのだけど……。ひどく切れ味の悪いハサミが一本ささっているのがなんだか悲しい。
というわけで、全く救急の役に立たない救急箱なのでした。
せっかくの機会だから古い薬は処分して、滅菌ガーゼやネット包帯などを揃えておこうと思います。
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