
連載:サン シー ゴー 取材エピソード 「誰かの役に立ちたい」気持ちを親子でシェア。ボランティアをおすすめする理由
誰かの役に立っているかも、と思うとハッピーな気持ちに!
ボランティアのすすめ

「誰かの役に立ちたい」
「人が笑顔になってくれると嬉しい」
きれいごとではなく、だれでもそういう気持ちって持っていると思います。
あれが欲しい、これが欲しい、と煩悩まみれの私でも、子どもの頃はとくに、そういう気持ちが強かった気がします。
そんなわけで、小さいうちからボランティア経験ができたらいいなーと思い、今回の345ではボランティアを取り上げてみました。
ボランティアについて全般的なことを知りたい場合、全国社会福祉協議会地域福祉推進委員会が運営する「全国ボランティア・市民活動振興センター」のサイトがおススメ。
ボランティアって何?というところから、実際にはどんな活動があるのか、自分の地域のボランティアセンターの連絡先まで、詳しく知ることができます。どんな活動に参加できるのかは、自分の住んでいる市区町村のホームページからも調べることができます。
試しに自分の町のHPを見たら、「読み聞かせボランティア」というのがありました。
そういえば私も、子どもが小学生のときに、小学校で読み聞かせボランティアをしていました。単に読み聞かせが好きだったから志願して始めたのですが、やり始めてみると、月1回のボランティアが楽しくて楽しくて。
その理由は、まさに、「人が笑顔になってくれると嬉しい」という、純粋な気持ちからでした。自分にもそんなきれいな心が残っていたのか!とびっくり。
まず、本を持って教室に入ると、子どもたちがすっごく喜んで迎えてくれます。
本を読み始めると、ざわざわしていた教室もしーんとします。
本を読みながら、ふと子どもたちを見ると、その瞳は真剣そのもの。
食い入るように本に注目し、お話の世界に入り込んでいるようすが伝わってくるのです。
その時間がなんとも言えず幸せで……。
「楽しかったー」「また来てねー」と言われると、本当に嬉しくて、「来てよかったー」と思ったものです。
誰かに強要されることなく、人のためにやれること
ところで、先の「全国ボランティア・市民活動振興センター」のサイトによると、ボランティアの原則は、「誰かに強要されるのではなく」「他人や人のために」やること、継続の秘訣は、「自分の好きなこと、関心のあることをやる」こと。そして、見返りは「ありがとう」の言葉であり、お金や自分だけの利益ではないこと。
まさに、私の読み聞かせボランティアはそれにぴったりはまっていました。
楽しいから続けられたし、「ありがとう」の言葉だけで大満足でした。
子どもが小学校を卒業したのと同時にフェードアウトしましたが(仕事もだんだん忙しくなり)、また機会があればやってみたいと思います。
さて、本記事では、「子どもでもできる」ボランティアを紹介しました。数は多くないですが、未就学児でもできるボランティアはあるようです。
とくに、高齢者施設や障害者施設でのお手伝いは、入所者からすごく喜んでもらえることから子どもにも人気とのこと。ボランティアを受け入れている施設のリストは、ボランティアセンターで探してみてください。
もし、実際にどこかに出向くようなボランティアが難しい場合は、寄附をしたり、古切手や不用品を集めてボランティアセンターなどの窓口に持っていくことも広い意味でのボランティア。
不用品の売上は、地域の福祉などのために活用されます。
捨てるはずだったものがだれかの役に立っていると思うとちょっとハッピーな気持ちになりますよね(リサイクルショップやメルカリで売って自分のお小遣いになるのも嬉しいですが…)。
子どもといっしょに「これがだれかの役に立つんだよ」と話しながら、不用品を整理するのもいいかも。家の中の断捨離も兼ねて、やってみようかな……。
全国ボランティア・市民活動振興センター
https://www.zcwvc.net/
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