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取材エピソード気になる小学校受験。知っておきたいメリット・デメリット

2018.05.24

今回の345では、小学校受験を取り上げました。

働くママにとっても気になる「小学校受験」、こちらでは誌面に書ききれなかったことをお話しします!

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圧倒的に多いのは公立小学校。でも私立志向は高まっている

小学校受験って、一部の特別な人(とてもお金持ちとか、ハイソな方々とか)だけの話と思っていましたが、最近では普通のサラリーマン家庭でも関心が高まっているようです。

文部科学省の「学校基本調査」によると、H29年に国立または私立小学校に進学した(つまり小学校受験をした)子どもは、全体の1.8%。やはり圧倒的に公立校に行く子が多いのですが、ここ10年の推移を見ると、私立小学校に進学する子の数はじわじわ増えています。

その魅力は何? どういうご家庭の人が子どもを小学校受験させているの? 合格するためには何をすればいいの? などなど、小学校受験・中学校受験のアドバイザー北方真起さんに聞きました。北方さんは、ご自身も、そしてお子さんも小学校・中学受験の経験者。

共働きでも本当に大丈夫?

一番気になるのが、共働きしていても小学校受験は可能かということ。

本記事でも書きましたが、共働きママからの相談は急増しているそうで、「時間管理と工夫次第でもちろん可能。最初から無理と思わず、ぜひチャレンジしてほしい」と北方さん。

でも学校側は、共働きの家庭の子よりも、専業主婦のお母さまに丁寧に育ててもらった子どものほうを好むのでは、という先入観ってありますよね。これについては、「確かに30年くらい前までは、小学校受験といえば、母親は専業主婦というケースがほとんどでしたが、学校側も社会のニーズを受けて変わりつつあります。たとえば学童保育を行っていたり、説明会や保護者参加の行事を平日ではなく土日にするなど、共働き家庭を支えるよう努力しています」

なるほど! ちょっと安心しました。

小学校受験のメリット・デメリット

ところで、小学校受験のメリットとは何でしょうか。ちょっと整理してみましょう。

1)教育方針を知った上で、子どもに合った学校を選ぶことができる
2)価値観も家庭環境も似ている子ども・保護者が集まっている
3)授業・施設設備とも公立校より充実している
4)高校、大学附属の場合、受験(戦争)にのまれずに、自分のやりたいことに専念できる
5)受験勉強を通して親子のきずなが深まる

大きくはこの5つ。

では、デメリットは?

1)通学に時間がかかる
2)地元の友達ができにくい

とくに2)は大きいかも、と北方さん。
「放課後、遊ぶ友達がいない」「地元の成人式に参加しても友だちがいなくてつまらない」というのは、私立に進学した人からよく聞く例。

親の負担ってどんな感じ?

小学校受験といえば親の負担も気になります。

遊びたいさかりの子どもに勉強をさせたり、幼児教室に通わせるのは、時間的にも精神的にも大変そう。

「もちろん、小学校受験をすると決めたら、親もそれなりの覚悟は必要。でも朝早起きして30分、夕食前後に30分というように勉強時間を決めたり、幼児教室は土日開講の幼児教室に通うなど、時間の使い方を工夫することで乗り越えられます。入試では、正しい生活習慣が身についているかなども見られるので、しつけにもいいですし、受験のために勉強したことは小学校に入ってから必ず役立ちます。なにより、親子で共通の目的に向かってがんばった経験は、親子の絆を深め互いにとってよい思い出になります」

お金の負担も心配ですが…。

「お金は確かにかかります。正直に言って、私立小に通う家庭の約半分は、世帯年収が1200万円以上です。でも、今や東京都では約4人に1人が中学受験をする時代。小学校3年頃から塾に通わせ、英語やスイミングなどの習い事もさせるとなると、その費用は私立の小学校に通わせるのとあまり変わらないことも! それだったら、早めに受験をすませたほうがラクと考える親御さんも多いです。ただし、年間100万円前後かかる授業料を、本当に卒業まで払い続けられるかということは慎重に考えて」

合格=目的ではない

最後に、小学校受験をよい思い出にするために、忘れてはいけないポイントを2つ。

「一つは、わが家の基準を定めること。わが子に合う学校はどこなのか? どのくらいの時間とお金を受験にかけるのかなど、周りの人に惑わされることなく、各ご家庭の目標や方針などを決めておくとぶれずに済みます。もう一つは、『合格=目的』としないこと。ゴールは、20歳になったときにどんな人に育ってほしいか。仮に志望していた学校にご縁がなかったとしても『残念だったね』ではなく『いっしょにがんばって楽しかったね』と前向きな声掛けをしてあげましょう。たとえ、志望校に合格できず公立校に行くことになっても、その学校にご縁があったと考えて」

学校選びはどうすればいいの?子どものやる気を引き出す声掛けは?など、まだまだ聞きたいことはあるのですが、さらに詳しい情報は、北方さんのwebサイトをご参考に! 

「お一人おひとりに合ったお子様を“のばす”声かけ・食事方法、時間管理・わが子らしさが輝く願書作成のコツをお伝えしています」(北方さん)


わらいふラボ http://walifelabo.com/
無料合格レッスンも配信中! https://tsuku2.jp/juken
北方真起さんプロフィール http://walifelabo.com/kitakatamaki-proflie/

本記事はこちらから

ishiisan

石井 栄子(いしい・えいこ)

3児のママとライターを両立してン十年。『Hanakoママ』では3歳〜5歳向けの「3・4・5」を担当。ようやく子どもたちの手が離れ、趣味に飲み会にと羽を伸ばし中。今ハマっているのはオンライン英会話。もう英語で話しかけられても怖くない!のがささやかな自慢!

Photo by Natsuko Toida