連載:サン シー ゴー 3・4・5 歳向け だらだら食いにSTOP。きちんと食べる子にする3つのポイント
遊び食べ、だらだら食い、どうやめさせる?
仕事から帰って必死で作ったごはん、子どもがちゃんと食べてくれなかったり、大量に残したりしたら、だれだってイライラするもの。遊び食べやだらだら食いをやめさせるにはどうしたらいいのか、料理研究家の上田淳子先生に聞きました。
まずは食事に集中できる環境づくりから。
まずは食卓を楽しい場所にすることから。なかなか食べない子には、「食べてくれるとうれしいな」「ご飯さんが食べてほしがっているよ」と声をかけてみるなど、叱らない声がけを。
「時計の針がここからここまでは食事の時間、と決め、『いただきます』で、食事モードにスイッチオン。時間になったら『ごちそうさま』で、パチンとスイッチオフ。時間内に食べられなくて、あとでお腹がすいたと言っても毅然とNO。これを家族のルールにしてみて。食事中はテレビもオフに。終わったら見ようね、と言えば時間内に食べようとがんばる子どもも」
好きなTV番組がある日は、終わってから食事開始にしてもOK。毎日何時からときっちり決めない方がママにもラク。
「食事時間が楽しいことも大事なポイント。食卓ではなるべく叱らないで。忙しくてごはん作りに疲れたときは、納豆ごはん+プチトマト、玉子かけごはん+キュウリ味噌、のような超簡単メニューでもOK。1週間で栄養の帳尻が合えばいいのです」。
ママが食事を楽しむことが、何より大切かも!
きちんと食べる子にする3つのポイント
POINT1・食事タイムを決める
「時計の針がここからここまでね」など時間を決めて守らせましょう。何ごとも時間を意識して行動できる習慣づけにもなります。
POINT2・食事モードにスイッチオン!
「いただきます」に始まり「ごちそうさま」で終わりましょう。あとで欲しがっても食べさせないこと。この時間しか食べられないとわからせて。
POINT3・食事が楽しい時間であること!
ママがイライラしていては、食事も楽しくありません。疲れたときの超簡単料理のレパートリーを持っておくと、気持ちにも余裕が。
[ 教えてくれた人 ]上田淳子さん
フランスの三ツ星レストラン「アルページュ」などで修業を積んだ後、自宅で西洋料理とワインの教室を主催。親子で楽しめる料理教室や、子どもの「食」を大切にする活動も。著書『子どもと一緒にお料理しましょ!』(文化出版局)など。
フランスの三ツ星レストラン「アルページュ」などで修業を積んだ後、自宅で西洋料理とワインの教室を主催。親子で楽しめる料理教室や、子どもの「食」を大切にする活動も。著書『子どもと一緒にお料理しましょ!』(文化出版局)など。
イラスト◯別府麻衣 取材・文◯石井栄子
(Hanakoママ32号より)
(Hanakoママ32号より)