連載:サン シー ゴー 取材エピソード 幼少期に運動をしなかったら、生涯、運動音痴のままなの?
実証!! 幼少期に運動をしなかった筆者は、生涯、運動音痴のままなのか!?
今月の345は、体幹について、理学療法士の吉田さんにお聞きしました。
体幹って、鍛えるっていうより、しなやかに保つことのほうが大事なんですね。目からうろこでした(詳しくは本記事をご覧ください!)。
https://hanakomama.jp/column/blog-345/56391/
これまでも、345で、運動について取り上げてきました。取材の中で、「幼少期に、歩く、走る、跳ぶ、投げるなどの基本的な動きをたくさんすることが大事で、この時期を逃すと、あとからこれらの基礎的な運動能力を身につけることは困難」と知り、大ショック。子どもの頃から読書とお絵かきが好きなインドア派だった私が、ずーっと運動音痴から逃れられないのはそういうわけだったのかと納得してしまいました。
子育ても一段落してからはじめたボルダリング
本記事とは全く関係ないのですが、子育ても一段落した筆者、長年の運動音痴の汚名をリベンジするべく、2年ほど前からボルダリングを始めました。
なぜボルダリング?とよく聞かれるのですが、ボルダリングなら運動神経がなくてもできそうと思ったから。それと、以前に345でボルダリングを取材したときに、白髪の年輩女性がボルダリングをしているのを見て、すごくカッコイイ!と思ったからです。
案外、高齢になってもできるんだ、今から始めれば、私もなんとかなるかもしれない。目指せ、かっこいいクライマー!!というわけで、ふらりと体験レッスンへ。
最初は、30分もすれば腕がパンパンに張ってギブアップ。
「何でこんな辛いことを、お金を払ってやらなきゃいけないの!?」と毒づくありさま。
ところが、4回目くらいから楽しくなり、今では週2回はジムに行かないと落ち着かない、というハマりよう。「ボルダリングに行く時間を捻出するために、いかに家事の手を抜くか」が最大の関心事。
私がボルダリングにハマる理由の一つは、「努力は報われる」ということを日々実感できるから。
「絶対届くはずがない」
「絶対につかめない」
と思っていたホールド(壁についている石みたいなやつのこと)に、何度も何度も落下した末、ある日突然手が届く。その時の達成感といったら!!
ある課題で、ずっとゴールに手が届かず、1年間トライし続けたものがあります。
みんなはどんどんクリアしていくのに私だけできない。
子どもの頃、一人だけ鉄棒ができなくて居残りをさせられた日々と重なります。
「まだあれをやってるの?と思われているのではないか」「カッコわるい」「もうやめた方がいいのかな」「一生にできそうにない」「やっぱ、私は運動音痴なんだ」
そんなことを考えつつジムに通い続けました。
「こうしたらどう?」と色々な人がそれぞれにアドバイスをくれるので混乱して、どうしたらいいかわからなくなったこともありました。
が、ある日、ついに手が届いたのです!!!!
おお~~~!できた!!!
その瞬間、「世の中に、できないことなんてない!」とまで思うほど、ハンパない達成感が込み上げてきました。
運動音痴の私でもできる! 諦めなければできる!
それは大きな自信になり、ボルダリングのみならず、仕事でも、勉強でも、すべてについて、「がんばればできる」という気持ちを持てるようになりました(人生も半ばになってようやくかい…)。
2年も続けると、腕の筋肉も若干ムキムキに。体も自分の意志で変えられるんだ、とちょっぴり感動。
ゴールデンエイジを逃してしまった私でも、がんばればできる!!
これに気をよくして、リベンジ熱に火がつきました。
なんと、半年ほど前から、HIPHOPダンスも始めたのです。
しかしこれは、ボルダリングよりも手ごわい。
みんなが、初見ですぐに踊れる振付が、私だけ何度やっても覚えられない。
みんなが右に回転しているときに、私だけ左に回転していたり、みんなが一斉にしゃがんでいる時に私だけ立っていたり、かっこいい振付のはずが、私だけドジョウ掬いにしか見えなかったり。鏡に映る自分の姿がイタすぎる!
以前の私だったら、「やっぱり私はダメなんだ」と凹んでやめてしまったと思います(実際、学生の頃にチャレンジしたときは、絶対自分には無理だと思い2回でやめてしまった!)
だけど、ボルダリングの成功体験が私を励ましてくれました。
あのときあのホールドをつかめたじゃない!HIPHOPダンスだってできるはず!
幼少期に運動をせずゴールデンエイジを逃してしまった私でも、がんばればできる!!そう信じてドジョウ掬いダンスを続けています。
HIPHOPダンスができるようになったら、次のリベンジは、カラオケかな。
本記事はこちらから