連載:サン シー ゴー 取材エピソード 家族6人でマンション暮らしでも、狭さを感じさせない片づけのルール
金内朋子さんに聞いた、すぐ真似したくなる、お片付けの秘訣
10月は衣替えの季節。この機会に、子どもの服を片付けたい!ということで、今回の345では、整理収納コンサルタントの金内朋子さんに子どもの服の片付け方について聞きました。
金内さんは、3年前、単行本『散らかし屋さんが片付けたくなる部屋のつくり方』(ワニブックス)の編集を担当させていただいたときからのお付き合いです。
金内さんの3LDKのマンションを取材のために訪れたときの衝撃は忘れられません。
下は3歳から上は中1まで(当時)の4人のお子様とご夫婦の6人が暮らしているにもかかわらず、部屋はすっきり片付いていて、狭さを感じさせません。
しかも、おしゃれなインテリアは、金内さんご自身の手によるもの。自分で壁をペイントしたり、しっくいを塗ったりして、リフォームしているのにびっくり!
金内さんのお片付けのルールはシンプルそのものでした。
・使わないものは手放す(金内さんは、“捨てる”という言葉が好きではないので、“手放す”と言うそうです)
・すべてのものの置き場所を決めて、使ったら必ずもとに戻す。
・決まった収納スペース以上のものを持たない
の3つ。
ものの置き場所は、“使用頻度”で決まります。頻繁に使うものは1軍、たまに使うものは2軍、年数回しか使わないものは3軍。1軍のものは、リビングの棚、2軍は納戸の手の届きやすい所、3軍は納戸の上部の棚に置く、というように。
捨てる決心がつかないものは、「とりあえず思い出BOXに入れる」というのも、へぇ~と感心したアイデア。ポイントは、入れっぱなしにしないこと。半年、1年など自分なりに期間を決めて見返して、それでも必要、と思ったらキープ、もういいかな、と思ったら手放す。
金内家では、なかなか捨てられない子どもの作品もこの、思い出BOX方式で管理しているそう。キープするか手放すかの選択は子どもに任せているそうです。
そのほか、
・マヨネーズなどの食材の買いだめはせず、残り3分の1になったら買いに行く
・学校のお知らせプリントは、一時置きトレイにおいて、24時間以内に捨てるかファイルに綴じるかを判断する
など、すぐに真似したくなるノウハウをたくさん教えてもらいました。(詳しく知りたい方は『散らかし屋さん~』をご一読ください!)
そんな金内さんですが、もとは片付けられない主婦だったとか。
モノをさがすのに時間がかかって人との約束に遅れたり、人から借りたものを無くして信頼を失ったり、ということもあったといいます。
片付けをするようになって、部屋がキレイになっただけでなく、友人関係がよくなったり、過去のことをくよくよ悩まなくなったり。いろいろなことが好転したと実感しているそうです。
お片付けだけでそこまで変わるの!? と信じられない気がしますが、片付かない家よりも、片付いている家のほうが、気持ちがいいのは確か。狭い家を広々使いたいし、モノを探すために費やす時間もなくしたい。
次の週末には、せめてクローゼットだけでも片付けるとしましょうか……。
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