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生え変わったばかりの歯が折れたら、牛乳に!? よくあるけがの対処法
2019.02.04
備えあれば憂いなし! 知っておきたい応急手当・その3
寒さが少しずつ緩んでくると、外遊びが楽しくなる季節がやってきます。子どもがケガをする機会も増えそうです。
子どもの安全に詳しい遠藤登さんに、応急手当の方法を聞きました。最低限、備えておきたいファストエイドキット(応急セット)も要チェック!
手に負えないと思ったら、迷わず病院に連絡することも賢い手当法です。
よくあるけがの対処法・2
Q.「歯が折れた!」というときは?
A.牛乳に入れて病院へ

何かにぶつかって生え変わったばかりの歯が折れた、抜けたという場合は、すぐに歯を保存液に入れて歯医者さんに行くと戻せる可能性が高まります。
保存液がなければ牛乳で代用しても。
Q.「頭を打った!」というときは?
A.安静にさせ様子を見ます
子どもの肩の高さより上から転倒・転落した場合は、一見大丈夫に見えても脳に損傷があるかもしれません。
すぐに大声で泣く元気があるならひとまず安心。でも、30分~ 1 時間は目を離さず様子を見て、少しでもおかしいと思ったら病院に連れていきます。
緊急を要するかどうかは、以下のチェック項目で判断します。
緊急事態!? チェック表
・吐いた
・呼びかけても反応がにぶい
・目がうつろで口を開けている
・顔色が悪い
・いつもよりテンションが高い
・動きやことば数が少なくなった
・姿勢や動きに安定感がなく、 ふわふわしている
上記の一つでも当てはまる場合やそれ以外でも、「いつもと違う」と思ったら迷わず病院へ行きましょう!
これだけあれば安心?
備えておきたいファストエイドキット
もしものときに役立つ基本9点はコレ!

ばんそうこう(普通タイプ・湿潤タイプ)、ネット包帯、体温計、氷のう、トゲぬき、サージカルテープ、減菌ガーゼ、嘔吐凝固剤、ウェットティッシュ
なくなっているものはないか、定期的にチェック
[ 教えてくれた人 ] 遠藤登さん
保育士(保育所園長職歴10年)、小児応急救護インストラクター。株式会社保育安全のかたち代表取締役。著書に『保育救命-保育者のための安心安全ガイド』(株式会社メイト刊)。
保育士(保育所園長職歴10年)、小児応急救護インストラクター。株式会社保育安全のかたち代表取締役。著書に『保育救命-保育者のための安心安全ガイド』(株式会社メイト刊)。
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イラスト〇三好未菜 編集・文〇石井栄子
(Hanakoママ61号より)
(Hanakoママ61号より)
※ ※この記事は2018年3月31日に掲載されたものを再構成しています。